ベネッセアートサイト直島 Benesse Art Site Naoshima

ナビゲーション

アーカイブ・シリーズ 第2回 大竹伸朗 直島銭湯「I♥湯」

1980年代から活動するベネッセアートサイト直島の記録を振り返る「アーカイブ・シリーズ」。第2回は、2009年7月にオープンした大竹伸朗氏の「直島銭湯『I♥湯(アイラヴユ)』」にまつわるエピソードを紹介します。

archive20200826_01.JPG
浴室にある象のオブジェは、直島の上空をクレーンで移動して設置された

実際に入浴できるアート施設、直島銭湯「I♥湯」には、大竹氏によって日本各地から集められた様々なオブジェが、建物の内にも外にもコラージュされています。上の写真は、中でも特に存在感の大きい象のオブジェが銭湯に設置された時の様子です。

この象は元々、北海道・定山渓の秘宝館に展示されていたもので、定山渓の「定」の字をとって「定子(サダコ)」と呼ばれています。直島銭湯のプロジェクトが始まる10年以上も前、大竹氏は北海道を旅した際にサダコと出合い、生きているような象の姿に当時から惹かれていました。プロジェクトの進行中に秘宝館閉館の知らせがあり、サダコと再会した大竹氏は直島銭湯へ置くことを決めます。配置については、入口など様々な案が検討された結果、男湯からも女湯からも見える浴室中央の隔壁の上に定まりました。2009年6月、サダコはクレーンに吊るされ空高く浮かび、銭湯の天井部を通って現在の位置へ降り立ちました。

archive20200826_02.JPG

入浴できるアート作品として、島民の活力源となり、国内外からの来島者と島民とが交流できる場にしたい、そのためには島民や来島者が銭湯に親しみをもてるような、誰にでも分かりやすいものが必要である――象のサダコが設置された背景にはそんな大竹氏の想いがありました。子供にも分かりやすく親みやすい象のサダコの存在が、直島銭湯「I♥湯」で生まれ育まれる様々な交流につながっているのです。

archive20200826_03.JPG
直島銭湯「I♥︎湯」内観(写真:井上嘉和)

直島銭湯「I♥︎湯」については、ベネッセアートサイト直島広報誌 2018年10月号でも特集しています。ぜひご覧ください。

ブログ記事ー一覧

ベネッセアートサイト直島 お客様の声(2020年9月)

2020.10.30

ベネッセアートサイト直島 お客様の声(2020年9月)

9月にベネッセアートサイト直島の直島、豊島、犬島の各アート施設を訪れたお客様からアンケートでいただいたご感想の一部を紹介します。記事を読む

アーカイブ・シリーズ 第11回<br>「地中美術館」よりクロード・モネ室

2020.10.30

アーカイブ・シリーズ 第11回
「地中美術館」よりクロード・モネ室

地中美術館は瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設され、館内には、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が安藤忠雄設計の建物に恒久設置されています。この美術館の構想は、モネの描いた2×6メートルの作品を取得したことをきっかけに始まりました。記事を読む

ベネッセハウス お客様の声(2020年9月)

2020.10.29

ベネッセハウス お客様の声(2020年9月)

9月にベネッセハウスに宿泊されたお客様からアンケートでいただいたご感想の一部を紹介します。記事を読む

アーカイブ・シリーズ 第10回<br>安藤忠雄氏の設計による<br>「ベネッセハウス ミュージアム」

2020.10.22

アーカイブ・シリーズ 第10回
安藤忠雄氏の設計による
「ベネッセハウス ミュージアム」

ベネッセハウス ミュージアムは、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、美術館とホテルが一体となった施設として1992年に開館しました。瀬戸内海を望む高台に建ち、大きな開口部から島の自然を内部へと導き入れる構造の建物は、安藤忠雄氏の設計によるものです。記事を読む

豊島美術館 0歳~6歳のための<br>親子鑑賞プログラム レポート

2020.10.21

豊島美術館 0歳~6歳のための
親子鑑賞プログラム レポート

豊島美術館では、開館前の美術館を貸し切り、小さなお子さまと一緒にご家族でゆっくりと鑑賞していただく「0歳~6歳のための親子鑑賞プログラム」を2020年10月の毎週土曜日に実施しています。今回のブログでは、プログラム初回の10月3日(土)の様子と、参加されたご家族の感想をお届けいたします。記事を読む

アーカイブ・シリーズ 第9回<br>「犬島精錬所美術館」より

2020.10.15

アーカイブ・シリーズ 第9回
「犬島精錬所美術館」より

「犬島精錬所美術館」は銅の製錬所の遺構を保存・再生してつくられた美術館です。「在るものを活かし、無いものを創る」というコンセプトのもと、自然エネルギーを利用した環境に負荷を与えない三分一博志氏の建築と、日本の近代化に警鐘をならした三島由紀夫をモチーフにした柳幸典氏の作品、植物の力を利用した水質浄化システムが導入されています。記事を読む

メッセージ
アクセス
アート
宿泊
お問い合わせ
プレス
教育プログラム