宮浦ギャラリー六区

宮浦ギャラリー六区は、2013年夏、直島・宮ノ浦地区に設置されたギャラリーです。建築家・西沢大良により、かつて島民が行き交っていた娯楽の場「パチンコ999(スリーナイン)」を、隣接する公園とともに、島内外の人々が集う場として設計・公開しました。
この場所を拠点に2019年9月より、プロジェクト≪瀬戸内「   」資料館≫が始まっています。

インフォメーション

タイトル:
プロジェクト《瀬戸内「   」資料館》
第4回《瀬戸内「中村由信と直島どんぐりクラブ」資料館》
開催期間:
開館カレンダーをご参照ください。
開館時間:
10:00~17:00(最終入館16:30)
会場:
宮浦ギャラリー六区/瀬戸内「   」資料館
( 〒761-3110 香川県香川郡直島町2310-77 )
鑑賞料金:
520円
※15歳以下無料
アーティスト:
下道基行

資料館のご紹介

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アーティスト・下道基行による≪瀬戸内「   」資料館≫は、2019年9月から始動しました。直島を中心とする瀬戸内海地域の景観、風土、民俗、歴史などについての新しい資料館をつくるプロジェクトです。そこに住む人々、関わりを持つ人々とともに、各分野の専門家も交え、調査、収集、展示し、語り合う場として構想しました。「   」の中には毎回の展示のテーマが表記されます。一連の営みは記録として保存し、次への展開に活用していきます。

第四回は、《瀬戸内「中村由信と直島どんぐりクラブ」資料館》と題し、直島出身の写真家・中村由信(なかむらよしのぶ 1925~1990)と、中村が友人たちとつくった写真団体「直島どんぐりクラブ」に着目しました。

中村は直島で生まれ、岡山在住の写真家・緑川洋一に師事したのち、1955年に上京し写真家として活躍しました。代表作の写真集「瀬戸内の人びと」(1965)には鯛網の網元、産婆さん、郵便屋さん、世話焼き婆さん、医師など瀬戸内をめぐる人々の生業や暮らしが生き生きとおさめられています。中村とともに「直島どんぐりクラブ」メンバーも1950~60年代の直島や瀬戸内の風景を撮影しました。本展示では中村のご遺族や、同クラブのメンバーご本人からお借りした写真や資料を展示します。

中村とクラブのあゆみ、彼らが撮影した写真を通して、当時の島々や人々の姿に目を向けていただきたいと考えています。

※ 中村らが中心となり1950年(昭和25年)ごろにスタート。三菱マテリアルで働く友人らで結成され、中村が上京するまでの5年間ほど活動が続きました。クラブ名は写真の素人たちで結成し“どんぐりの背比べ”だったから、ということに由来。岡山の写真家・緑川洋一に師事。

nakamura_photo.png左:中村由信「郵便屋さん」(昭和35 年 直島群島)/右:緑川洋一「孤島の写真狂兄弟」

アーティスト 下道基行

1978年岡山生まれ。2001年、武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。日本国内の戦争遺構の現状を調査する「戦争のかたち」(2001-2005)、祖父の遺した絵画と記憶を追う「日曜画家」(2006-2010)、日本の国境の外側に残された日本の植民/侵略の遺構をさがす「torii」(2006-)など、展覧会や書籍、ワークショップなどで発表を続けている。フィールドワークをベースに、生活のなかに埋没して忘却されかけている物語や日常的な物事を、写真やイベント、インタビューなどの手法によって編集することで視覚化する。2019年、ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展日本館の参加アーティストでもあり、国内外さまざまな展覧会に参加。さらに、作家として作品をつくることと並行して、「Re-Fort Project」(2004-)、「新しい骨董」(2014-)、「旅するリサーチラボラトリー」(2015-)など、さまざまな人々とのグループ/コレクティブでのプロジェクト活動も多数行っている。2019年より≪瀬戸内「   」資料館≫を企画・監修し、「館長」に就任。

建築のご紹介

宮浦ギャラリー六区

宮浦ギャラリー六区は、直島の人々の生活エリアに整備された最初の展示施設です。長年島の人々に親しまれてきた旧パチンコ店のファサードはそのままに、本体は全面的に改修し、展示施設として再生しました。
展示室は、作品を自然光の下で鑑賞できるよう天井には約400本のルーバーを用い、季節や時間の移り変わりとともに異なる作品空間をつくり出します。
また、合わせて隣接する児童公園の一画に芝生の休憩テラスを設け、ギャラリーからの観客出口を公園側に設けることで、鑑賞者と直島の子どもたちが一つの空間に共存できるよう、ギャラリーにとっての前庭を兼ねた屋外空間としています。

西沢大良
1964年東京生まれ。1993年西沢大良建築設計事務所を設立。
代表作:「砥用町林業総合センター」(2004年、熊本)、「沖縄KOKUEIKAN」(2006年、沖縄)、「駿府教会」(2008年、静岡)、「宇都宮のハウス」(2009年、栃木)、「今治港再生エリア都市計画」(進行中、愛媛)。

展示の様子

nakamura_01.png展示風景(≪瀬戸内「鍰造景」資料館≫)撮影:宮脇慎太郎



nakamura_02.png宮浦ギャラリー六区エントランス 撮影:小川重雄

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〒761-3110 香川県香川郡直島町2310-77 宮浦ギャラリー六区
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