杉本博司ギャラリー 時の回廊
杉本博司ギャラリーは、杉本の直島における長年にわたる取組みが、作家の究極の作品とも言える小田原の《江之浦測候所》の生まれるきっかけとなった経緯から、創作活動のひとつの原点とも言える直島と江之浦を繋げる形で構想されました。江之浦測候所が建築と作庭などが中心となっているのに対し、本ギャラリーは、杉本博司の代表的な写真作品やデザイン、彫刻作品などを継続的かつ本格的に鑑賞できる世界的にも他に例をみない展示施設です。「時の回廊」とは、建築空間や自然環境を回遊し体感することを促す安藤建築の特徴や、杉本博司が追求し続ける時間に対する問い、そして彼らの長年にわたる直島との関係性などを反映し、鑑賞者に自然の変化や壮大な時間の流れを体感、歴史や生きることについて思索を巡らせてもらうことを意図するものです。
アートのご紹介
現代美術作家 杉本博司
1948年東京生まれ。1970年渡米、1974年よりニューヨーク在住。活動分野は、写真、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆、料理と多岐に渡り、世界のアートシーンにおいて広く支持を得ている。杉本のアートは歴史と存在の一過性をテーマとし、そこには経験主義と形而上学の知見をもって、西洋と東洋との狭間に観念の橋渡しをしようとする意図があり、時間の性質、人間の知覚、意識の起源を探求している。ベネッセアートサイト直島では、家プロジェクト「護王神社」を手がけ、ベネッセハウス ミュージアムでも作品を展示。
その他施設のご紹介
ラウンジ
杉本博司氏主宰の新素材研究所によって改修されました。この場所のために制作されたテーブル「三種の神樹」を囲み、硝子の茶室「聞鳥庵」などの杉本作品を鑑賞しながら、ゆったりとお過ごしいただけます。
- 営業時間:
- 11:00~15:00(ラストオーダー14:30)
- 定休日:
- 年中無休
- 料金:
- 有料入館者には鑑賞料金に呈茶(お茶とお菓子)が含まれます。
15歳以下の方とベネッセハウスにご宿泊のお客様は、ラウンジにてお尋ねください。
- 席数:
- 38席
※ギャラリー内にあるため、ラウンジのみのご利用はできません。
ご来館のお客様へ
施設・サービスのご案内
お支払方法について
現地でのお支払いは
・現金
・電子決済(PayPay)
以上のお支払方法がご利用可能です。
お身体の不自由なお客様へ
(1)バリアフリーについて
施設の特性上、バリアフリー対応になっていない場所がございます。あらかじめご了承ください。
お越しいただく際は可能な限りの入館サポートをいたしますので、施設へ直接ご相談ください。
(2)車椅子等の貸出について
・車いす:2台、貸し出しを行っています。予約はできません。
・筆談具:あります。
・多目的トイレ:あります。
・介助犬・盲導犬・聴導犬を同伴してご入館いただくことができます。
鑑賞料金について
・団体鑑賞割引および障害者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳)をお持ちの方への減免はございません。