未来を描くプログラム(学校・法人)
「ベネッセアートサイト直島」では、 直島・豊島・犬島での体験を通じて、様々なテーマのプログラムを実施しています。
作品鑑賞を通じた対話、思考、共感の体験や、作品自体の背景にある現代社会の課題、地域との関わり方の学びなど、
多くの視点を得、主体的に考える場を提供しています。
学校・企業様はもちろん、それらに属さない団体様、個人での参加も大歓迎です。
現地に行くことが難しいという方でも受講できるオンラインでの参加が可能なプログラムもあります。
「ベネッセアートサイト直島」の
プログラムの特徴
ベネッセアートサイト直島(BASN)がご提案するプログラムは、6つの要素で構成されています。
参加者のテーマや工程、課題に寄り添ってカスタマイズし、プログラムを設計・提供しています。
プログラムを構成する6つの要素
-
01
みる
See
- 対話を用いた鑑賞
- 内省
-
02
(場を)読む
Observe
- 自然
- 地域
-
03
(BASNを)知る
Study
- 理念を学ぶ
- メッセージを学ぶ
-
04
表現する
Create
- 制作ワークショップ
- 形にする、言語化する
-
05
提案する
Propose
- 課題発見、設定
- 解決策のデザイン
- プレゼン、フィードバック
-
06
(視野を)広げる
Liberal
- 過去から学ぶ
- 視点を得る
- 未来を学ぶ
プログラムの大きな特徴は、一般的な美術館という建物の中だけでなく、自然や集落など、
リアリティのある場でアートを通じて様々なことを考えられる環境だということです。
非日常の環境の中で少し概念的な大きなテーマにも取り組むことができ、
じっくり時間をかけて他者と対話したり、
気づいていなかった自分の潜在的な関心ごとや思考の癖なども理解するきっかけになります。
プログラムを通して自己理解や社会などのつながりを学び、考え、
最終的に自分の未来を描いたり、社会をデザインすることについて考えるきっかけにもなるでしょう。
プログラム一覧
ベネッセアートサイト直島にて行ってきたプログラムの一覧です。
プログラムを受講される際には、各研修の目的や工程にあわせてカスタマイズさせていただいたツアーや研修をご提案させていただきます。
気になるテーマから探す
- 自己理解
- 未来構想
- 探究学習
- グローバル
- 地域
- SDGs
- 芸術
- STEAM
-
地域の魅力を見つける(香川県立高松西高等学校)
総合学習「かがわの魅力発見ツアー」の一環として、直島の集落を舞台に展開する作品を鑑賞し、地域の魅力を考えるワークを実施した。
-
地域の歴史や魅力を引き出すまちづくりを考える(岡山青年会議所)
犬島島内を散策し、犬島にもともとあるものがどう活かされていて、どう変化したかを考えるワークを実施。犬島での体験をもとに、自分が暮らす地域にあるものを活かし、どのようなまちづくりがしたいかをビジョンボードにまとめ、提案してもらった。
-
犬島フィールドワーク(オンライン市役所岡山)
昨年の直島に続き2回目のプログラム。少人数でゆっくりと島を巡るフィールドワーク。
-
地元の地域の魅力発見(香川県立高松西高等学校)
地域との関わりが深い作品やアートプロジェクトを中心に紹介し、フィールドワークを通じて地域の魅力を自分なりに発見するプログラム。
-
地域とアートの関係を考える(京都府立丹後緑風高等学校)
100人弱という人数規模の大きいプログラムだったが、行程を4班に分けることで対話型鑑賞も組み込み体験を重視した。
-
SDGsアンバサダー(岡山大学)
学生同士の交流・コミュニケーションを目的としたプログラム。対話型鑑賞や地域におけるアートプロジェクトを体験した。
-
SDGsクロスフォーラム(三井不動産)
三井不動産のテナント企業向けの募集型研修プログラム。アート鑑賞を通じて社会課題を考えたり、企業間交流による新しいアイディア創出などを目指した。
-
ウォークラリーでSDGs学習(倉敷市立倉敷第一中学校)
約300人の生徒向けプログラム。班毎に鑑賞施設のミッションとSDGsに繋がるワークポイントを設定し、島内を徒歩で周遊しながら色々な発見を楽しむことができた。
-
地元でSDGsを学ぶ(岡山県立新見高等学校)
修学旅行の代わりとして、犬島日帰りで岡山備前県民局のSDGsプログラムを実施。
-
思考言語化プログラム(トヨタレンタリース岡山)
対話型鑑賞、問いをつくるワーク、思考を広げるカードワークなどを組み込み、社会人向けのアート鑑賞を通じて言語化力・思考力・共感力を養うプログラム。
-
アート鑑賞と地域学習(聖隷クリストファー中・高等学校)
人数規模が大きいプログラムのため個人で対話型鑑賞に取り組めるワークシートを用意。個々人の気付きをワークシートを使って言語化し、それを共有し合う時間を設けることで作品の見方や視野を広げられるようにした。
-
ゼミ合宿(九州産業大学 造形短期大学部 造形芸術学科)
作品製作ワークショップを含む、美術コースの学生向けプログラム。アートの概念を広げるため、農業体験や作家とのコミュニケーション機会も組み込んだ。
-
アートの定義を広げよう(新渡戸文化高等学校 美術コース)
時間が限られていたため、生徒の関心に合わせて2パターンのプログラムを用意。
-
自由な発想・表現を楽しむ(ミライクラフト一級建築士事務所)
設計事務所主催の空間づくりや建築にちなんだワークショップ第3弾。犬島精錬所美術館と近代化産業遺産を鑑賞し、屋外でフロッタージュを実施し、犬島で見つけた風景や模様を自由に写し取ってもらった。
-
Autumn Trip(神石インターナショナルスクール)
小学生向けの8泊9日のプログラム。小豆島を拠点とし、ワークショップや瀬戸内の島々のアートプロジェクトを体験した。
-
安藤忠雄の建築を学ぶ(岡山県立水島工業高校)
直島の安藤忠雄氏の建築の特徴や変遷を体験するプログラム
-
親子でフィールドワーク(小豆島こども会)
子ども会向けの親子プログラム。子ども達は冒険ブックを使ったワーク、保護者の方はガイドツアーに参加し、アートを身近に楽しんでいただくことができた。
-
直島の美術館を探検!(ミライクラフト)
設計事務所主催の空間づくりや建築のワークショップ。保護者はガイドツアーに参加後、子ども達の発表に合流。第1回目は直島にて美術館の魅力を自由に表現してもらった。
-
自分だけの美術館をつくろう(ミライクラフト)
設計事務所主催の空間づくりや建築にちなんだワークショップ第2弾。豊島美術館での体験を通じて、光をデザインした空間を紙で工作した。
- プログラムではなく美術館の鑑賞の場合はこちら。(予約が必要な美術館があります。)
ベネッセアートサイト直島が
企画したプログラム
ベネッセアートサイト直島がご提案するおすすめプログラムも多数ご用意しております。
ここでは、自然や環境と関わりあう作品の鑑賞を通じて、
自己・他者との対話や、自分にとっての「Benesse=よく生きる」とは何かを考える体験を大切にしています。
こちらもあわせてご検討ください。
-
アート鑑賞で自分や未来を考える「14歳アートフェス2023」
2022年度より定期的に開催している、作品鑑賞を通して自己理解を深めることを目指したイベント「14歳アートフェス」
全国各地から集まった中学生がアートを鑑賞しながら自分や未来のことを考えました。
-
Ontenna×豊島 Art Workshop
富士通と共同で聴覚に障がいのある子ども達と豊島の子ども達の交流ワークショップを企画。アートを通じたコミュニケーションや視覚だけでない体験の広がりを経験する機会となった。
-
進研ゼミ中学講座 直島オンラインアート体験学習
コロナ禍でも異文化に触れられるよう、オンラインを活用した直島体験プログラム。VRとのコラボレーションも新しい試みとなった。
-
Udemy 大人こそ受けたい「アート思考」の授業
「13歳からのアート思考」著者・末永幸歩氏と企画したオンラインの社会人向けアート思考講座。一人でも多くの価値観に触れながら作品鑑賞ができる設計。
プログラムを受講した方の声
-
中学生
今までは周りに合わせていたけど、他人と違う意見を言えるようになった。自信がついたし、自分が変われたと思う。
-
高校生
これまで自分の短所だったと思っていたことが、自分の個性だと気づいた。
-
社会人
共に生きる未来について、これまで誰かと考える機会がなかったので、自分の心のバランスが取れるような経験だった。
-
高校生
人それぞれ思うことが違っていたのに驚いた。自分が思っていた以上にいろんな意見があって、見方、考えを知る楽しさがあった。思ったことを表現することができて、苦手を克服できた。
-
社会人
現代アートは今まで抵抗があったが、「問い」のおかげで、感じることに一歩近づけ、いろいろな事業にアートを取り入れることの意味も実感できた。
-
教員
主体的で多様な学びを目指しているはずなのに、レールに乗せてしまっていたり、生徒たちの多くが先生の顔色を見ながら正解を探してしまっているのが現状。全部正解だということを経験し学べるところに価値があると思った。
プログラム受講までの流れ
お問い合わせからプログラム受講まで目安として2か月ほどかかります。
ご来島を予定される希望時期にあわせ、事前のご検討段階からぜひご相談ください。
目的や含めたい内容のご要望にあわせ、具体的な内容を検討いたします。
-
01
お問い合わせ
お問い合わせフォームよりお問い合わせください。
-
02
プログラム内容すり合わせ
担当者よりメールにてご連絡いたします。
-
03
ご予約
美術施設の入館などの予約をさせていただきます。
計画により必要となる主な経費
- 美術施設入館料
- 交通費(宿泊、食事、車両手配など)
- プログラム企画料(ファシリテーション、ガイド料)
- 計画により宿泊施設のご予約や必要な費用、金額等異なります。まずは、お気軽にご相談ください。
-
04
来島
お気をつけてご来島ください。
- 来島前:関心を高めるためのオンラインレクチャーを任意で設定できます。
- 来島後:振り返りセッションを任意で設定できます。
プログラム費用について
学校 (1日あたり) |
中学生以下は10名まで10,000円+1名追加ごとに500円 高校生以上は10名まで15,000円+1名追加ごとに500円 |
---|---|
社会人 (1日あたり) |
おひとり 日帰り50,000円、 2日間80,000円、 3日間100,000円 |
対話型鑑賞 の体験 (約1時間) |
おひとり 3,000円 |