広報誌「NAOSHIMA NOTE」2016年4月号を発行しました。
広報誌「NAOSHIMA NOTE」2016年4月号の特集は、直島町とベネッセアートサイト直島を建築の歴史から振り返る「直島建築クロニクル――人とまちの〈これから〉を形にしていく」です。
直島では、三宅親連町長(故人)が掲げた「自立する町づくり」という考え方を軸に、1970年代以降、国内外で活躍する建築家による約20点の建築がつくられてきました。その建築にたずさわった方々、現在、日常生活の中でそれらの建築に触れられている人々の声を交えて、年表形式で追っていきます。この数年の直島の建築の動きとしては、2015年12月に完成した新しい町民会館「直島ホール」、そして直島の町制60周年の記念に整備された「桜の迷宮」です。それぞれにたずさわった建築家の三分一博志さん、安藤忠雄さん、そして直島町 濵中満町長よりメッセージを込めたテキストをお寄せいただきました。
瀬戸内国際芸術祭2016の春・夏会期において、直島では2つの企画展を開催しています。
一つは施主や建築家が「建築」を通して描いていた直島の"未来"について再考する「直島建築―NAOSHIMA BRUEPRINT」。もう一つは三分一博志によって直島に新たに誕生した「直島ホール」と個人住宅「直島の家――またべえ」のコンセプトを紹介する「The Naoshima Plan―三分一博志」です。次の展示期間は夏会期となりますが(※ただし会期外のGW連休4/29-5/5は開館)、ぜひその前の予習として、お読みいただけると嬉しいです。
連載「島の人」では、犬島の次田智惠子さんにお話を伺いました。犬島精錬所美術館の「サンギャラリー」を出たところで、彼女は来館者に様々なお話をされています。彼女が生まれたとき、既に閉鎖されていた銅製錬所。そこの跡地で遊んだことなどを交えながら、開館時から8年近くもお話を続けていらっしゃいます。なぜ、彼女が犬島を語り続けるのか。その理由に触れるインタビューとなりました。
誌面は、電子版で公開中です。
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