ベネッセアートサイト直島 Benesse Art Site Naoshima

ナビゲーション

大竹伸朗作品制作プロセス(第2部 - 宇和島からの船型搬出)

12月5日(土)。宇和島の造船所から、大竹伸朗作品の核となる船型の搬出が行われました。午前7時、造船所の暗がりからあらわれた船型は、まるで嫁入り前の白無垢姿かのように包まれ、かつて新造船が次々と船出していったであろうレールの上を、一歩一歩、海辺へと近づいていきます。

chuuhen_1.jpg

chuuhen_2.jpg

chuuhen_3.jpg

全長17m、幅3.7m、重さ5t。船型は、岸辺ぎりぎりまで寄ったクレーンで吊られ、台船に積み込まれます。
単に作品の資材としての船型でなく、記憶を背負った存在そのものとしての船型を無事豊島まで送り届けなければならない――。張りつめた空気が現場を包みながら、一つ一つの作業が進んでいきます。

実は、搬出予定日は2日前。連日の強風と高波により実施困難となり、2日見送られてやっと搬出の日を迎えられた経緯がありました。自然相手に打つ手もなく、連日気を揉みながら風が止むときを待っていた14人のスタッフ全員が見守る中、船型は徐々に造船所のレールを離れていきます。

chuuhen_4.jpg

chuuhen_5.jpg

chuuhen_6.jpg

chuuhen_7.jpg

船型を乗せた台船は、ゆっくりと宇和島の造船所を離れ、ここから佐田岬を廻り、燧灘(ひうちなだ)、塩飽を走り、瀬戸大橋の下をくぐって豊島へと向かいます。

chuuhen_8.jpg

そして、12月8日(火)に豊島・家浦港に到着します。(第3部へ続く)

ブログ記事ー一覧

アーカイブ・シリーズ 第5回 クリスチャン・ボルタンスキー「心臓音のアーカイブ」

2020.09.17

アーカイブ・シリーズ 第5回 クリスチャン・ボルタンスキー「心臓音のアーカイブ」

クリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」は、「遠く離れた地に、世界中の人の心臓音を聴くことができる『図書館』をつくる」というコンセプトのもと、2010年、豊島・唐櫃地区の唐櫃八幡神社境内にある王子が浜に建設・公開されました。記事を読む

アーカイブ・シリーズ 第4回 李禹煥による自然石を用いた作品制作プロセス

2020.09.10

アーカイブ・シリーズ 第4回 李禹煥による自然石を用いた作品制作プロセス

2010年6月15月、直島・倉浦の谷あいに開館した李禹煥美術館は、作家・李禹煥氏の名を冠した一作家による美術館です。李氏が作品に用いる素材の一つとして自然石が挙げられます。今回の記事では、李禹煥美術館の作品の制作プロセスの一部をご紹介します。記事を読む

アーカイブ・シリーズ 第3回 片瀬和夫 「茶のめ」

2020.09.03

アーカイブ・シリーズ 第3回 片瀬和夫 「茶のめ」

片瀬和夫氏の「茶のめ」は、1994年の「Open Air '94 "Out of Bounds" ―海景の中の現代美術展」で公開されました。禅僧の仙厓の言葉「これ食ふて茶のめ」にヒントを得た作品で、禅問答のようにも、アートへ気楽に向き合うことを促しているようにも取れます。記事を読む

アーカイブ・シリーズ 第2回 大竹伸朗 直島銭湯「I♥湯」

2020.08.26

アーカイブ・シリーズ 第2回 大竹伸朗 直島銭湯「I♥湯」

実際に入浴できるアート施設、直島銭湯「I♥湯」には、大竹氏によって日本各地から集められた様々なオブジェが、建物の内にも外にもコラージュされています。その中でも特に存在感の大きい象のオブジェ「サダコ」にまつわるエピソードを紹介します。記事を読む

アーカイブ・シリーズ 第1回 草間彌生「南瓜」

2020.08.19

アーカイブ・シリーズ 第1回 草間彌生「南瓜」

草間彌生氏による「南瓜」は1994年に直島で開催された「Open Air '94 "Out of Bounds" ―海景の中の現代美術展―」で公開されました。サイズはそれまでに制作された「南瓜」のなかでも最大級で、初めて野外での展示を意識してつくられました。記事を読む

お客様からの感想をご紹介(2020年7月)

2020.08.18

お客様からの感想をご紹介(2020年7月)

ベネッセアートサイト直島の3島の施設が揃って開館してから、約1か月。今年7月に地中美術館と豊島美術館を訪れたお客様からアンケートでいただいたご感想の一部を紹介させていただきます。記事を読む

メッセージ
アクセス
アート
宿泊
お問い合わせ
プレス
教育プログラム