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豊島美術館 0歳~6歳のための
親子鑑賞プログラム レポート

豊島美術館では、開館前の美術館を貸し切り、小さなお子さまと一緒にご家族でゆっくりと鑑賞していただく「0歳~6歳のための親子鑑賞プログラム」を2020年10月の毎週土曜日に実施しています。今回のブログでは、プログラム初回の10月3日(土)の様子と、参加されたご家族の感想をお届けいたします。

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0歳~6歳のための親子鑑賞プログラムは、1組のご家族に対してスタッフが1人付き、鑑賞をサポートします。この日は豊島島内にお住いのご家族と、岡山県玉野市のご家族の2組が参加されました。初めて美術館に入るという3歳のお子様は、楽しみで仕方ない様子です。

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豊島美術館へは、瀬戸内の海や豊島の棚田の風景を眺める遊歩道を進んでチケットセンターからアートスペースに向かいます。静かな朝の風景を楽しみながら、美術館や作品、豊島についてスタッフが質問にお答えしながらご案内していきます。

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0歳~6歳のための親子鑑賞プログラムを開催している日は、9:00から10:00まではプログラム参加のご家族だけの貸し切りです。参加された皆さまは、ご家族そろって流れる水をじっと見つめたり、館内を眺めたり、時おり感想を語り合うなどゆっくりとご鑑賞いただいていました。館内に鳥の鳴き声が響いてくる秋の朝の豊島美術館を、ご家族だけで鑑賞されている光景は、とても幸福なひと時のように感じられます。3歳のお子様も「あっ」と小さい歓声を上げながら館内のあちこちを楽しそうに指さし、いろんな発見をした様子でした。

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豊島美術館 内藤礼 「母型」2010年(写真:森川昇)

プログラムでは館内での鑑賞の後、美術館カフェにて感想や気づきを共有しながら、 作品のコンセプトや建築の過程など、豊島美術館についてスタッフがご説明します。プログラムに参加していただいた皆さまは、思い思いの言葉で美術館での鑑賞体験を表現してくださいました。

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プログラム終了後、2組のご家族に参加された感想を聞きました。最初にお話をうかがったのは、旦那さまと3歳のお子様、ご両親との三世代で参加された豊島島内にお住いの女性です。

「私自身は何度も豊島美術館に来たことがあって、来るたびに景色とか空気感とかが違うから、毎回違う感じがします。ずっと子どもを連れて来てあげたかったのですが、とにかく元気なんで(笑)、他のお客さんのご迷惑になったらいけないなと思ってたので、こんな機会を作っていただけて本当に嬉しいです。やっぱり、この時期にいろんなものを見ることは子どもにとってすごく大事だと思うから、いろんなものに触って感じてほしいと思っています。子ども自身も『じいじとばあばとも一緒に行きたい』って言って、家族みんなで来られて今日はすごく良かったです」

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続いて、7カ月の赤ちゃんと一緒に来られたご夫婦の旦那さま。玉野市にお住まいで、豊島美術館には5回は来ているというリピーターの方でした。

「豊島美術館に来るのは子どもができてからは初めてです。普通の美術館だったらもし小さい子が泣いていても、『泣いてるな』ぐらいに思ってもらえるかもしれませんが、豊島美術館って体感型の美術館じゃないですか。水が流れる小さな音に耳を澄ましている方がいるってことを思うと、なかなかこういうイベントじゃないと子どもを連れては参加しづらい。だから今回こういう機会があってありがたかったですね。今日は貸し切りだったから、ちょっとくらい声を出して泣いてみてほしかったです(笑)。親としては満足だけど、子どもの記憶には多分まだ残らないから、これからも続けてほしいなって思います」

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「小さい子どもと一緒だったので長居ができず残念でした」「子供が声を出してもいい時間帯を設けていただけたら」――0歳~6歳のための親子鑑賞プログラムは、そんなお子様連れのご家族の声から生まれたプログラムです。2020年10月の毎週土曜日限定、各回5組程度の定員と、実施回数は多くありませんが、機会がありましたらぜひお子様と一緒にご参加ください。プログラム参加者だけの貸し切りの美術館で、ご家族そろってゆっくりと自由に鑑賞いただくひと時は、きっと特別な体験になることでしょう。

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