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Benesse Art Site Naoshima
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草間彌生《南瓜》展示のお知らせ

南瓜
「南瓜」草間彌生 2022年 ©YAYOI KUSAMA(撮影:山本糾)

昨年8月に台風9号の影響で破損したベネッセハウス ミュージアムの屋外作品、草間彌生の《南瓜》につきまして、関係者皆様との協議を重ねてまいりましたが、このたび復元制作を経て、2022年10月4日、旧作と同じ場所で展示をするに至りました。

海に突き出た古い桟橋に設置された《南瓜》は、海の青や樹々の緑のなか、一際目を引くとともに、あらためて直島にしかない風景を見せてくれています。

ベネッセアートサイト直島のシンボルと言える作品となった《南瓜》。その設置の経緯や、アーティスト・草間彌生と直島の関係については、下記ブログ記事をご覧ください。

  1. 草間彌生「アートとは永遠の闘いであり、愛であり、生きることである」
    三木あき子連載「現代アーティストな生き方」

    黄色い《南瓜》は、1994年に周囲の自然環境のなかに作品を設置する野外展「Open Air'94 "Out of Bounds"―海景の中の現代美術展―」が開催された際に、制作設置されたものだ。草間は同年から野外彫刻に取り組んでおり、本作は初めて野外での展示を念頭につくられた作品群のひとつであり、かつ高さ2メートル、幅 2.5メートルというサイズは、それまでに制作された南瓜彫刻のなかで最大級であった。...
  2. 草間彌生《南瓜》はいかにして
    直島のシンボルになったのか

    ベネッセアートサイト直島・アーカイブより

    「南瓜」は1994年に直島で開催された「Open Air '94 "Out of Bounds" ―海景の中の現代美術展―」で公開されましたそれまでに制作された「南瓜」と直島の「南瓜」が異なるのは、場所の特徴を強く意識してつくられたことです。海に突き出た古い桟橋に設置された「南瓜」は、海の青や木々の緑のなか、黄色に彩色され、一際目をひきます。サイズはそれまでに制作された「南瓜」のなかでも最大級で、初めて野外での展示を意識してつくられました。...

このたびの復元制作および展示にあたり、作家の草間彌生様、関係者皆様に深く感謝申し上げるとともに、楽しみにお待ちくださっていたファンの皆様、地域の方々に、心より御礼申し上げます。

また、作品の管理・保護にあたり、これまで以上の防災施策を実施してまいります。