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モネ モーニング・トーク
―朝陽で見つめる『睡蓮』と画家の愛したスイーツ―

地中美術館に作品を展示している作家の一人、クロード・モネは、ガーデニングに興味を持ち、畑で野菜を育てたり、様々な料理に関心を寄せるなど、食に対しての意識も高かったと言われています。特に、1883年、モネが40歳を過ぎた頃にジヴェルニーに自宅を移してからは熱心に造園に励み、その出来栄えはフランスの著名な造園家に「私の考えでは、クロード・モネの最も素晴らしい作品は、彼の庭である」と評されたほどでした。そこには季節折々の草花・樹木の他に、ハーブや野菜も植えられており、モネの大好きな料理に使われていたそうです。さらに、自邸に養鶏小屋をつくって産みたての卵を手に入れたり、特定の農家から食材を取り寄せたりと、モネは食に関して強いこだわりを持っていました。

地中美術館では、印象派を中心にアートを食という切り口から紹介されているキュレーターの林綾野氏をお迎えし、作家の生活や人柄から作品鑑賞を深める試みを、一昨年から連続的に実施しています。

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昨年のレクチャー時の様子

林氏は、展覧会の企画や美術書の執筆などで活躍され、「モネ 庭とレシピ」「フェルメールの食卓 暮らしとレシピ」(いずれも講談社刊)など、レシピ本も執筆されています。もっと身近にアートを感じて欲しいという思いがきっかけだったそうですが、食という面から作家の日常や趣向を垣間見ることで、作品の解釈はより豊かに広がります。例えば、モネは食へのこだわりが強く、気になる料理のレシピをわざわざ友人にたずねてみたり、冷蔵庫も冷凍庫もない時代に、作るには手間のかかるアイスクリームを好んだり、さらにジヴェルニーにはモネが好んだ料理が綴られたノートも残っているとか。自分がこだわりをもつ物事への執着心の強さは、「睡蓮」の連作にみられるように、25年以上に渡って同じモチーフを何枚も描き続けたり、目を悪くしても亡くなる直前まで描いたり、という制作への姿勢にも見ることができるでしょう。このように少し違った視点から作家を見てみると、よりリアルに人柄を感じることができ、作品の印象も少し変わってくるのではないでしょうか。偉大な画家モネとしてだけでなく、私たちと同じ人間としてのモネ像を見つめる中で、その人柄やその想いを感じながら作品に向き合うと、鑑賞体験にもより深みが出てきます。特に、「食」という面からは、暮らした地域や習慣、画家その人のライフスタイルや趣向も浮かび上がってくると林氏は言います。

年明け、2017年2月12日(日)に開催予定のイベントでは、早朝、地中美術館の開館前の時間をつかって、モネの部屋にて林氏のトークと共に『睡蓮』シリーズの絵画をじっくりとご鑑賞いただきます。鑑賞後には、実際にモネが書き残したレシピにちなんだスペシャルスイーツプレートを、地中カフェにて瀬戸内の景色を眺めながら楽しむことができます。

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「モネ モーニング・トーク」スペシャルプレート
(モネのガトーショコラのレシピを参考にした温かいチョコレートケーキ、モネの色彩をイメージしたフルーツパウンドケーキ、モネのグリーンケーキのレシピから選んだピスタチオのアイスクリーム、モネが少年時代を過ごしたフランスノルマンディー地方の名産であるリンゴを使ったアップルタルト等)

モネという作家をより身近に感じて頂けるこの機会、皆様のお越しをお待ちしております。

※当イベントは2017/2/11(土)にベネッセハウスご宿泊のお客様を対象に、翌日2/12(日)の朝に開催するものです。宿泊予約の後、ベネッセハウスにお申込みください。詳しくはこちら

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2017.07.31

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