豊島横尾館

アーティスト・横尾忠則と、建築家・永山祐子による「豊島横尾館」は、豊島の玄関口となる港に面した家浦地区の、集落にある古い民家を改修してつくられました。展示空間は、既存の建物の配置を生かして「母屋」「倉」「納屋」で構成され、平面作品11点を展示しています。また、石庭と池、円筒状の塔にはインスタレーションが展開され、作品空間は敷地全域にシンボリックな拡がりをみせます。その空間は、生と死を同時に想起させる哲学的な場となり、さらに、建物には光や色をコントロールする色ガラスを用いて、豊島の光や風や色、作品の見え方をさまざまに変容させて、空間体験をコラージュのようにつなげます。

インフォメーション

開館時間:
3月1日 〜 3月31日
10:00 ~ 11:30/12:30 ~ 17:00(最終入館16:30)
4月1日 〜 9月30日
10:00 〜 17:00(最終入館16:30)
10月1日 〜 2月末日
10:00 〜 16:00(最終入館15:30)
休館日:
火曜日(3月1日〜11月30日)
火曜日から木曜日(12月1日〜2月末日)
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
※ただし月曜日が祝日の場合は、火曜日開館、翌水曜日休館
開館カレンダー
鑑賞料金:
520円
※15歳以下無料
電話番号:
0879-68-3555(豊島美術館)
9名以上(団体)鑑賞のご予約はこちら

アーティストのご紹介

アーティスト 横尾忠則

横尾忠則は、30歳を迎える頃から今に至るまで、「生と死」を主題とし、死と正面から向かい合い制作してきました。豊島横尾館では、これまでの多くの作品の中から、その主題に深く迫る作品が選ばれています。館のために描かれた新作を含む絵画とともに、庭や円筒状の塔に展開するインスタレーションも鑑賞いただけます。

アーティスト
                                  横尾忠則

横尾忠則
1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロ、バングラデッシュなど各国のビエンナーレに出品し、ステデリック美術館(アムステルダム)、カルティエ財団現代美術館(パリ)、ロシア国立東洋美術館(モスクワ)など世界各国の美術館で個展を開催。国内の美術館でも相次いで個展を開催し、2011年に旭日小綬章、同年度朝日賞、15年に第27回高松宮殿下記念世界文化賞、令和2年度東京都名誉都民顕彰。2021年に大規模な個展「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」が7月17日から東京都現代美術館で開催(10月11日まで)。同展は愛知県美術館(会期終了)、大分県立美術館(2021年12月4日~2022年1月23日[予定])へ巡回。
http://www.tadanoriyokoo.com

「天ニアルモノヲ見ヨ」
1996
「死の島」
2012
「Aurora」
1983

母屋

「望郷の湯」
2004-2008
「死の島 ベックリンに基づく II」
2012
「原始宇宙」
2000
「宇宙的狂気愛」
1991
「網膜が見た夢 II」
1994
「紫の胎動」
1994

納屋

「葬の館」
2012
「メランコリア」
2012
庭のインスタレーション
トイレのインスタレーション
滝のインスタレーション

建築のご紹介

建築家 永山祐子

古い民家の佇まいはそのままに、色ガラスなどを用いて改修。赤いガラスは、三次元である建築表現に絵画的な表現を加味し、館の主要テーマである「生と死」を表現しようと考えられました。“赤”は横尾作品にも多く用いられる色であり、生命を象徴する血液の色でもあります。赤いガラスで隔てられた向こう側の景色は、隣り合う“日常と非日常”、“生と死”の境界であるかのように、モノクロームの風景として見えます。

建築家
                                  永山祐子

永山祐子
1975年東京都生まれ。1998~2002年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。これまでに手掛けた主な建築の仕事に「LOUIS VUITTON京都大丸店」(2004年、京都)、「木屋旅館」(2012年、愛媛)「女神の森セントラルガーデン」(2016年、山梨)「ドバイ国際博覧会日本館」(2021年、ドバイ)など。主な受賞に、JIA新人賞(2014)「豊島横尾館」など。
http://www.yukonagayama.co.jp

その他施設のご紹介

ショップ 「豊島横尾館」ショップ

豊島横尾館に関する書籍等を販売しております。
受付となりのスペースですので、ご来館の際は是非お立ち寄りください。

営業時間
10:00~11:30/12:30~17:00/3月1日〜3月31日
10:00〜17:00/4月1日〜9月30日
10:00〜16:00/10月1日〜2月末日
定休日
施設に準じる
  書籍「豊島横尾館ハンドブック」 1,100円(税込)
書籍「豊島横尾館ハンドブック」 1,100円(税込)

アーティスト・横尾忠則と建築家・永山祐子による解説に加え、批評家・浅田彰による論評を収録しています。

「ポストカード」各165円(税込)
「ポストカード」各165円(税込)

豊島横尾館の内観・外観・庭を撮影したポストカード。全3種です。

団体鑑賞のご案内

9名以上のお客様 団体鑑賞のご案内

豊島横尾館では、9名以上の団体でご来館の皆様にスムーズにご鑑賞いただくために、事前予約をお願いしております。

お申し込み
お申し込みは、下記のウェブサイトよりお願いします。
豊島美術館・心臓音のアーカイブ・豊島横尾館・針工場 団体予約サイト
お問い合わせ
豊島美術館 受付
Tel : 0879-68-3555 FAX:0879-68-2182
問合せ受付時間:10:00〜17:00(休館日除く)
ウェブ問い合わせフォームはこちら

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ご来館のお客様へ

施設・サービスのご案内

お子様連れのお客様へ
  • ・館内に段差があり、通路が非常に狭いため、ベビーカーはご利用いただけません。受付にお預け下さい。
  • ・館内に授乳室はございません。
お身体の不自由なお客様へ

(1)バリアフリーについて
 施設の特性上、バリアフリー対応になっていない場所がございます。あらかじめご了承ください。
 お越しいただく際は可能な限りの入館サポートをいたしますので、施設へ直接ご相談ください。

(2)車椅子等の貸出について
・車いす:貸し出しはございません。
・筆談具:あります。
・多目的トイレ:ございません。
・介助犬・盲導犬・聴導犬を同伴してご入館いただくことができます。

鑑賞料金について

・団体鑑賞割引および障害者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳)をお持ちの方への減免はございません。
・ご利用可能なクレジットカードは、AMEX、Diners、JCB、Master、NICOS、VISAです。

豊島横尾館からのお願い

ご入館時のお願い
  • ・館内では靴を脱いでご入室いただくスペースがございます。脱ぎ履きしやすい靴でのご来館をおすすめします。
  • ・敷地内に駐車場はございません。徒歩、公共交通機関のご利用をお願いします。
  • ・大きな手荷物(スーツケース・傘・三脚など)の持ち込みはご遠慮ください。受付にお預けください。
  • ・ペットの同伴入館はお断りしています。
  • ・水着での入館はご遠慮ください。
  • ・敷地内は禁煙です。
  • ・携帯電話のご使用、飲食(飴、ガム、お弁当等を含む)はご遠慮ください。
  • 酒気を帯びた方など、他のお客様のご迷惑となるおそれがある場合には、入館をお断りする場合がございます。
  • ・ゴミは各自お持ち帰りください。
ご鑑賞時のお願い
  • ・作品にはお手を触れないようにお願します。
  • ・敷地内でのビデオ、模写はご遠慮ください。外観、庭のインスタレーション、トイレのインスタレーションのみ撮影可能ですが、個人で楽しむ範囲にとどめ、印刷物への使用はご遠慮ください。万年筆、インク、墨汁などのご使用はご遠慮ください。
無人飛行機(ドローン)の使用につきまして

お客様の安全確保およびアート作品、建築作品の保護の観点から、ベネッセアートサイト直島の敷地内における事前許可のない無人飛行機(ドローン)の使用は固く禁止させていただきます。

混雑が予想される時期(3月〜11月)にご来館を予定されているお客様へ

豊島横尾館では快適にご鑑賞いただくために、館内の人数を制限させていただく場合があります。ご了承ください。

お問い合わせ

〒761-4661 香川県小豆郡土庄町豊島家浦2359
Tel : 0879-68-3555(豊島美術館)
Fax : 0879-68-2182
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