歴史
「ベネッセアートサイト直島」は瀬戸内海の直島、豊島、犬島を舞台に株式会社ベネッセホールディングス、公益財団法人 福武財団が展開しているアート活動の総称です。
「ベネッセアートサイト直島」では作品の収集にとどまらず、アーティスト、建築家が各場所において作品を制作し、公開することによって最良の現代アートを鑑賞できる場を提供しています。日本の原風景ともいえる瀬戸内の自然や地域固有の文化の中に現代アート・建築をおくことによって、特別な場所を生み出していくことが「ベネッセアートサイト直島」の基本姿勢です。
アート作品、瀬戸内の自然、風景、地域の人々とのふれあいを通じて、訪れてくださる方が「ベネッセ-よく生きる」について考えてくださることを目指しています。そして活動を持続することによって地域に社会貢献できるよう、アートとそれを包括する場である地域がともに成長し続ける関係を築いていきたいと考えています 。
1985年、瀬戸内海の島に世界中の子供たちが集える場を作りたいとの思いを抱いていた福武書店(当時)の創業社長福武哲彦と、直島の南側一体を清潔で教育的な文化エリアとして開発したいとの夢を描いていた当時の直島町長三宅親連が会談し、直島開発の約束が交わされました。当初は試験的に福武書店の社員と子供たちがキャンプを行うことから活動が始まりました。
1989年 直島国際キャンプ場完成
安藤忠雄の監修を受けた「直島国際キャンプ場」がスタート。モンゴルから移築されたパオでの滞在により、瀬戸内の自然を体感する場所として一般に開放される。当時設置されたカレル・アペルの屋外彫刻「かえると猫」は、現代美術作品の中で最初に常設された作品となる。
1992年 ベネッセハウス開館
現代アートの展示スペースとホテル客室を備えた「ベネッセハウス」が開館。同時に「直島コンテンポラリーアートミュージアム」という名称でアート活動を開始する。1992年から1995年にかけて企画展をさかんに行う。
1996年 サイトスペシフィック・ワーク
アーティストを招いて「直島にしかない作品」を制作してもらい、完成した作品はベネッセハウス内外に永久展示するコミッションワーク形式によるサイトスペシフィック・ワークの制作へと方針を転換。
2004年 ベネッセアートサイト直島 スタート
ベネッセハウス、家プロジェクトといった、直島におけるベネッセの活動の総称として「ベネッセアートサイト直島」という名称を新たに導入。
地中美術館 開館
「自然と人間を考える場所」として7月に開館。アート、建築とのコラボレートによる新たな美術館像を提示。
直島の中核施設となる。
2008年 犬島アートプロジェクト「精錬所」開館
直島でのアート活動を礎に、瀬戸内海に浮かぶ小さな島・犬島(岡山県)にて、犬島アートプロジェクトを開始。その第1期として、近代化産業遺産である犬島製錬所の遺構を保存・再生した美術館、犬島アートプロジェクト「精錬所」を4月に公開。「建築・現代アート・環境」による新たな地域創造を形成する。
2009年 地中美術館 クロード・モネ 睡蓮-草の茂み(1914-1917) 新収蔵
直島銭湯 I♥湯(アイラヴユ)営業開始
見るだけでなく、実際に入浴できる美術施設として7月に営業を開始。運営はNPO法人直島町観光協会、宮ノ浦自治会が担うなど、地域との協働の新たな一歩を踏み出す。
2010年 李禹煥(リ・ウーファン)美術館開館
国際的に評価の高いアーティスト・李禹煥の個人美術館を6月に開館。直島での新たなランドマークとなる。
犬島「家プロジェクト」開始
2010年7月、「日常の中の美しい風景や作品の向こうに広がる身近な自然を感じられるように」との願いを込め、犬島「家プロジェクト」を開始。「F邸」「S邸」「I邸」の3つのギャラリーと「中の谷東屋」を公開する。
クリスチャン・ボルタンスキー「心臓音のアーカイブ」開館
豊島唐櫃地区王子ケ浜の瀬戸内海に面した松林の中にひっそりと建つ小さな美術館。世界中の人々の心臓音を集めて心臓の鼓動に連動して電球が明滅するインスタレーションを展示する。
瀬戸内国際芸術祭開催
直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港周辺を舞台に、7月19日に開幕しました。それぞれの島で育まれてきた固有の民俗を活かし、島々で営まれてきた生活、歴史に焦点を当て、アートが関わることによって住民、特に島のお年寄りたちの元気を再生する機会を作り出していきます。
豊島美術館 開館
休耕田となっているかつての棚田を復活させ、豊島再生のシンボルとして美術館を設立するプロジェクトをスタート。10月、香川県小豆郡土庄町豊島の唐櫃(カラト)の岡に開館。


























