[ 豊島八百万ラボ ]
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
瀬筒秀樹氏によるレクチャー
科学やテクノロジーによって現実となるかもしれない近い未来をアートとして提示し、問いかけていくというコンセプトのもの、アーティスト・スプツニ子!により構想され誕生した「豊島八百万ラボ」。今回は、展示作品『運命の赤い糸をつむぐ蚕―たまきの恋』に登場する、科学の力によって生み出された「運命の赤い糸」の秘密を解き明かすイベントを開催いたします。
講師は、スプツニ子!が作品制作と並行して共同研究を行い、人が恋に落ちる成分とも言われているオキシトシンと赤く光る珊瑚の遺伝子を導入したカイコを誕生させた、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構の瀬筒秀樹氏。アーティストの妄想を現実のものとした、最先端の遺伝子組換えカイコ研究についてお話しいただきながら、遺伝子組換え技術が、今後、我々の未来をどう変えていくのか、その可能性について考えていきます。
日時:
2016年7月30日(土)14:00~15:00
講師:瀬筒秀樹氏
農研機構 (国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)生物機能利用研究部門 新産業開拓研究領域 カイコ機能改変技術開発ユニット ユニット長
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 客員教授(兼任)
理学博士。専門分野は、昆虫デザイン学。
鹿児島県出身、九州大学理学部卒業。理化学研究所などを経て、2004年に農業生物資源研究所(現 農研機構)に入所。
遺伝子組換えカイコとシルクの研究を基礎から応用まで広く行っている。
場所:
豊島・甲生集会所(豊島八百万ラボより徒歩1分)
※アクセスについては、こちらをご覧ください
参加費:
無料
※事前申し込み不要、当日先着順にてご案内
お問い合わせ:
豊島美術館(電話:087-968-3555 / 水~月 10:00-17:00)