直島新美術館 NAOSHIMA NEW MUSEUM OF ART

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直島新美術館、
2025年5月31日開館。

このたび、本村地区近くの高台に、新たに直島新美術館が開館します。

当館は、ベネッセアートサイト直島における安藤忠雄設計のアート施設として10番目になります。地下2階、地上1階の3層からなる美術館では、日本も含めたアジア地域のアーティストの代表作や場所にあわせて構想・制作されたコミッション・ワークを中心に展示・収集します。

Opening Message

開館にあたって

1980年代後半から直島を拠点に活動を開始したベネッセアートサイト直島は、
自然・建築・アートの共生、地域との協働によるコミュニティの発展などを念頭に、
離島において都会とは異なるアート活動を通して、常に時代・社会と向き合い、新しい価値観を提案してきました。

直島新美術館は、直島、豊島、犬島で複数の美術館やアート施設を展開してきたベネッセアートサイト直島において、
初めて館名に「直島」を冠した、集落の中に位置する美術館です。
それは活動の原点である直島において、島の人々との関わりを通して地域の活性化に資する美術館のありようを改めて示すとともに、
「アート・建築・自然・コミュニティの共生」のさらなる深化を図ろうとするものです。
また、同館は日本を含むアジア地域の現代アートの展示や紹介を中心に、展示替えやパブリック・プログラム等、
より幅広く動きのある活動に取り組みます。
そして、30余年にわたるベネッセアートサイト直島の活動の集積である美術館群をつなぐ交流地点として、
より多様な視点や現代社会に対するメッセージを発信し、直島や世界中の人々が繰り返し訪れ、
新たな出会いや交流、気付き、想像・創造を誘発する場所を目指します。

「新」には、こうした、より幅広い活動やアートによる多様な視点、時代・社会に対する批評精神を重視するだけでなく、
ベネッセアートサイト直島の長年の活動が新しい価値の創造であったことを再確認し、
数百年先の未来を見据えて、今後もさらにアート活動を通して既存の価値観に対して問いかけ、
挑戦し続けるという意志を込めています。

政治、経済、社会など様々な側面で転換期にあるといわれる今、
同館が新たにベネッセアートサイト直島に加わり、私たちの生きる環境や時代を鋭く見つめる
アジアのアーティストたちとの協働や作品を通して、より多様性に富んだ鑑賞体験が創出されるとともに、
地域、アジア、グローバルな視点による「よく生きる」についての考察が促されることを願います。

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About the museum

美術館について

直島新美術館は、集落のなかに位置し館名に初めて「直島」を冠した、安藤忠雄設計の10番目のアート施設です。同館は、日本を含めたアジア地域のアーティストの作品を展示・収集し、一部展示替えや各種パブリック・プログラム等を通して、より多様な視点や表現、時代や社会に対する多義的なメッセージを発信するとともに、人々が繰り返し訪れ、島内外の多種多様な人々が出会う交流・連携の場も目指します。

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About the exhibition

展示について

開館を記念する2025年の展示では、日本、中国、韓国、インドネシア、タイ、フィリピンなどアジア地域出身の著名アーティストから新進気鋭まで12名(組)による、この場所にあわせて構想された新作や代表作を、地下2階、地上1階の建物の4つのギャラリー空間(延べ約1,500㎡)やカフェエリア、屋外の敷地などに大規模に展開します。

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