「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」再開のお知らせ
2020年4月より、ベネッセハウス ミュージアムは、屋外作品の1つである「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」を「入浴体験プログラム」という新たなかたちで再開します。
この作品は、1998年、様々な人種や文化の混交をコンセプトとして、風水の思想に基づき、直島の中で最も強い気の流れる海岸につくられました。後方には京ノ山という高い山が、前方には瀬戸内海が広がり、瀬戸内の島々や瀬戸大橋が望める絶好の場所に位置しています。気を整えるために置かれた中国の太湖石群、漢方薬湯を用いた、実際に入浴できるジャグジーバスは、東洋文化と西洋文化の混和、伝統的なものと現代的なものの時代を越えた交差を象徴しています。
あわせて、本作品をさらに深く鑑賞いただくため、蔡國強の描いた龍脈図のドローイング、制作時の記録写真、漢方薬のサンプルなどを展示した更衣室を新たに公開いたしました。
異なる文化を持つ様々な人々が世界から直島に集い、対話することを意図して設置されたこの作品は、20年余の時を経て、自然を眺めながら、ゆったりと湯に浸かり内省を深める場として鑑賞者を迎えます。
毎週日曜日、ベネッセハウス宿泊者様一組様限定で貸し切りにて入浴を体験いただくこのプログラムで、漢方薬湯に浸かりながら、ゆったりと内省する時間をお過ごしください。
【新型コロナウイルス感染症対策につきまして】
・バスタブおよび更衣室はアルコールなどでの清掃を徹底し、換気を行っております。
・入浴は屋外で、1組、6名様までの貸切りです。