宮浦ギャラリー六区
瀬戸内「緑川洋一」資料館 開館のお知らせ


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2019年9月、プロジェクト≪瀬戸内「   」資料館≫が直島・宮浦ギャラリー六区で始まります。

≪瀬戸内「   」資料館≫は、瀬戸内海地域の景観、風土、民俗、歴史などについて、そこに住む人々、関わりを持つ人々とともに、各分野の専門家も交え、調査、収集、展示し、語り合う場として構想しました。一連の営みは記録として保存し、さらに次の展開に活用していきます。本企画はアーティスト・下道基行が監修します。

第一回は≪瀬戸内「緑川洋一」資料館≫と題し、1930年代から2000年初頭まで、移りゆく瀬戸内を撮影し続けた写真家・緑川洋一について調査し、展示します。緑川氏は生まれ育った岡山に住み続け、平日は歯科医として働き、日曜日になると撮影機材の入ったリュックサックを背負って各地に通い、撮影を続けました。緑川氏の写真には美しい瀬戸内海の風景だけでなく、急速な近代化にともなう傷ついた島々の姿や、厳しい環境下でも逞しく生きる人々がおさめられており、瀬戸内の近代をうかがい知ることができます。

本展示を通して、緑川氏が人生を通して瀬戸内海と向き合ってきた気配を感じとっていただけると期待しています。

■ギャラリー六区 瀬戸内「緑川洋一」資料館
開催期間:2019年9月28日 ~ 11月4日(瀬戸内国際芸術祭秋会期)
開館時間:10:00 ~ 17:00
休館日:月曜日 ※ ただし、祝日の場合開館、翌日休館
鑑賞料金:510円(2019年10月1日より 520円) ※15歳以下無料、瀬戸内国際芸術祭2019「作品鑑賞パスポート」で鑑賞できます。