ベネッセアートサイト直島 新展示のお知らせ
6/15より「シンガポール美術館協働企画 ベネッセ賞受賞アーティスト作品展示」、
6/21より「Ring of Fire - ヤンの太陽&ウィーラセタクンの月」一般公開開始
ベネッセアートサイト直島は、ベネッセハウス ミュージアム(香川県、直島町)にて、シンガポール・ビエンナーレにおけるベネッセ賞受賞アーティスト等の作品展示を 2024年6月15日(土)より開始、また、本村地区の家屋「またべえ」を展示空間として、この場所にあわせて新たに構想・制作された作品を6月21日(金)より公開しました。
「ベネッセ賞」は、1995年、ヴェネチア・ビエンナーレにおいてスタートしました。1990年にベネッセの前身である「福武書店」が企業理念「Benesse=よく生きる」を導入し、1995年に「ベネッセコーポレーション」に社名変更したのを機に、私たちの生きる時代や社会・環境に問いを投げかけ、「Benesse」の考察につながるような作品制作が期待されるアーティストの顕彰・支援を意図して開始しました。そして、11回目となる2016年にはその舞台をアジアに移行し、2022年までの3回にわたりシンガポール・ビエンナーレの参加アーティストに授与してまいりました。本展示は、こうして選ばれた第11回から13回の受賞者の作品を、シンガポール・ビエンナーレを主催するシンガポール美術館との協働により、紹介するものです。
ベネッセハウス ミュージアムでは、パナパン・ヨドマニー、ズル・マハムード、アマンダ・ヘン、ヤン・ヘギュの4名の現代アーティストが空間にあわせて再構成した作品や、直島の人々の協力により制作された新作などを展示します。「またべえ」では、ヤン・ヘギュとアピチャッポン・ウィーラセタクンが初めて協働で構想・制作した作品を公開します。「昼」と「夜」で構成された展示では、前者はヤン、後者はウィーラセタクンが加わり、独自の作品世界が展開されます。 また、本展示にあわせて、ベネッセハウス ミュージアムのペインティングルームでは、ミュージアムの主要コレクションであるジャン=ミシェル・バスキアやサイ・トゥオンブリー等の作品を展示します。 こうした多様な展示を通し、屋内外の恒久展示作品鑑賞や「よく生きる」についての考察への新たな視点を生み出すことにつながればと考えます。
「シンガポール美術館協働企画 ベネッセ賞受賞アーティスト作品展示」
シンガポール・ビエンナーレを主催するシンガポール美術館との協働で、ベネッセハウス ミュージアムの空間にあわせてパナパン・ヨドマニーの第11回ベネッセ賞受賞作品(2016年)、ズル・マハムード(2016年福武總一郎特別賞)の近作、第12回受賞(2019年)のアマンダ・ヘンがベネッセアートサイト直島を訪れて直島の人々の協力のもと制作した新作、第13回受賞(2022年)のヤン・ヘギュの代表的な彫刻作品などを紹介します。
【開催概要】
●会場:ベネッセハウス ミュージアム (設計:安藤忠雄建築研究所)
●住所:香川県香川郡直島町琴弾地
●主催:ベネッセハウス ミュージアム(株式会社ベネッセホールディングス)
●共催:シンガポール美術館
●展示作家:
アマンダ・ヘン(シンガポール)/ズル・マハムード (シンガポール)/ヤン・ヘギュ (韓国/ドイツ) /パナパン・ヨドマニー (タイ)
●企画アート・ディレクション:三木あき子
●コ・キュレーター:セリーン・ヤップ
【開館情報】
●会期:2024年6月15日(土)―2025年1月5日(日)
●開館時間: 8:00~21:00(最終入館 20:00)
●休館日:年中無休
●鑑賞料金:1,300円(15歳以下の方とベネッセハウスにご宿泊のお客様は無料)
「Ring of Fire - ヤンの太陽&ウィーラセタクンの月」
ヤン・ヘギュ(1971年ソウル生まれ)とアピチャッポン・ウイーラセタクン(1970年バンコク生まれ)が初めて協働制作に取り組んだインスタレーションです。「昼」と「夜」で構成される展示は、太平洋を囲む火山帯(リング・オブ・ファイヤー)に自然界の営みの連続性を見出し、光、影、動き、振動に焦点を当てた可変性のある彫刻とインスタレーションです。
【開催概要】
●会場:またべえ (母屋改修:三分一博志建築設計事務所)
●住所:香川県香川郡直島町本村 844
●主催:株式会社ベネッセホールディングス
●展示作家:アピチャッポン・ウィーラセタクン(タイ)/ヤン・ヘギュ (韓国/ドイツ)
●企画アート・ディレクション: 三木あき子
●映像制作:Kick the Machine Films
●特別協力:SCAI THE BATH HOUSE
【開館情報】
●会期:2024年6月21日(金)
●開館時間:Solar(昼)11:00-日没の約90分前
Lunar(夜):日没後
●休館日:月―木
●鑑賞料金:Solar(昼)700円 ※15歳以下無料
Lunar(夜)オンライン購入1,800円
※詳細は公式サイト参照
【作品紹介】
「シンガポール美術館協働企画 ベネッセ賞受賞アーティスト作品展示」
アマンダ・ヘン 《Always by my side》 2023年
写真作品や観衆を巻き込んだパフォーマンスなどで知られるアマンダ・ヘンは、1980年代後半、多宗教・多文化が共存し急速に経済成長を遂げるシンガポールで、女性の地位や家庭内での役割の変化を経験するなかで、90年代半ばから母親と自分との関係における葛藤、およびその関係を結びなおす試みを記録した写真シリーズ「もうひとりの女」を制作してきました。1996年、2014年に撮影された後、ベネッセ賞の受賞を機に2023年、新たに撮影が行われました。ヘンは、撮影後、母親が99歳で亡くなり、3部作として完結した本作のタイトルを《Always by my side》としました。人間に与えられた生と時間、そして時代とともに変容した親子の関係性、母親への思いが映し出されているようです。
アマンダ・ヘン 《ベスト・タイム》 2023-2024年
直島に暮らす2人の女性と作家の日常的に執り行う儀式的行為を追った《ベスト・タイム》は、表出する身振りの飾り気のなさについての瞑想的な映像エッセイとして構想されています。それぞれの生活環境において、家の手入れ、収穫の準備、訓練としての散歩などが、身体と動きに焦点を当てつつ記録されています。カメラは、繰り返される身振りの静けさと日常性を凝視し、女性たちの親密な関係性と、時間や、生きているという意識を捉えています。
※ナショナル・アーツ・カウンシル・シンガポール後援
ズル・マハムード 《静粛なる抵抗宣言》 2024年
ズル・マハムードは、東南アジアからの移民がそれぞれの「街」を形成し、文化が融合するシンガポールについて言及したサウンド・インスタレーションで、第11回ベネッセ賞(2016年)において、福武總一郎特別賞を受賞しました。一貫して都市の環境的・政治的・社会的状況と音の関係に関心を寄せてきたマハムードの近作《静粛なる抵抗宣言》は、ゴムバンドにつるされた鈴付きツイーターが振動し、微細な音を発しています。環境に対して注意を払い、身体を通して微細な振動を感じることで、気付きと自己反省の状態へと鑑賞者を導く本作は、様々な雑音が溢れるなか、抗議集会は厳格に制限されてしまう都市における、言葉とは異なるアプローチの方法やマニフェストの在りよう、そして"耳を傾ける"ことの難しさと大切さを示唆しているのかもしれません。
ヤン・ヘギュ 《上下反転ソル・ルウィット - 1/10縮小のスチール構造》 2021年
ヤン・ヘギュは、ベネシャンブラインドや扇風機、ヒーター、鈴などの日用品を独自の手法でアートに変換する彫刻作品で知られます。コンセプチュアル・アートのパイオニアであるソル・ルウィット(1928ー2007)にちなんだ本作は、立方体を組み合わせたルウィットの《Modular Structures》を10分の1サイズのベネシャンブラインドに置き換えて逆さまに吊したものです。厳密さや強固さを感じさせるルウィットの彫刻とは反対に、本作は瀬戸内の光や風の動きによって変化する作品の状態を見せることによって、周囲の自然環境に改めて目を向けることを促すかのようです。
パナパン・ヨドマニー 《Aftermath》 2016年
仏教の教えと人々の生活の関連性をテーマにした作品を制作するパナパン・ヨドマニーは、2016年に展示作品《Aftermath》で第11回ベネッセ賞を受賞しました。本作は、仏教的な宇宙観と近代的な科学との関係から、変化や開発、進展、破壊などについて考察を試みる大型インスタレーション作品です。天然素材と現代的な素材、荒廃した寺院で拾い集めたオブジェを素材に、タイの伝統的なデザインやモチーフを使って、喪失、苦しみ、輪廻などの普遍的なテーマを豊かな想像力で読み解こうとしています。
「Ring of Fire - ヤンの太陽&ウィーラセタクンの月」
日中は、ヤンのさぬき盆灯篭などをモチーフにした《Mesmerizing Votive Pagoda Lantern》と、赤と銀の鈴で構成され、
火山が逆さまになったような形をした《Sonic Eruption Upside Down》の 2 つの彫刻が、地殻変動を表すリアルタイムのデータと連動して、光や音、回転や振動を通して地中深くの見えない動きを伝えます。一方、日没前後からはウィーラセタクンの映像や照明、サウンドが加わります。過去124年間のリング・オブ・ファイヤーの地殻変動データと作家の長年の旅と探検の断片がコラージュされ、家は記憶のテクトニックプレート、あるいは子宮のごとく脈打ちます。夜が深まるにつれ、映像は点描や光の線に分解され、幽霊のように現れては消え、空間を漂います。様々な地域の文化、自然科学など幅広い領域からインスピレーションを得て、工業製品と手仕事、幾何学と有機的なフォルム、シャーマニズムなどを組み合わせ、独自の視覚言語を生み出すヤン・ヘギュと、眠り、夢、眼に見えないものを探求し、個人的な記憶と集団的な記憶の融合を通して新しい体験を探索するアピチャッポン・ウィーラセタクン。国際的に活躍する二人が、この場所にあわせて協働で生み出した「昼」と「夜」の世界は、内部と外部、自己と自然界のあいだで起こる、絶え間ない宇宙の動きを浮き彫りにします。
≪アーティスト紹介≫
アマンダ・ヘン|Amanda Heng 1951年、シンガポール生まれ。
様々な文化背景を持ちつつ急速に変化するシンガポールにおいて、社会課題を捉え、文学、絵画、写真、さらには観衆を巻き込んだパフォーマンス、他者との共同制作など、多様なアプローチによって制作された作品で知られるアーティスト。1988 年、「ジ・アーティスト・ビレッジ」、1999 年、「ウィメン・イン・ジ・アーツ」の立ち上げにかかわるなど、シンガポールの現代アートにおける先駆的存在。アートシーンへの貢献が認められ、文化勲章に匹敵するシンガポールのカルチュラル・メダリオン「視覚芸術部門」(2010)を受賞。
ズル・マハムード|Zul Mahmod 1975 年、シンガポール生まれ。
サウンドメディア・アーティスト。ドローイング、プリント、インスタレーションを含む領域横断的な表現方法を通して、空間や社会の微細な変化をかすかなノイズに託したサウンド・インスタレーションを発表。2007 年、ヴェネチア・ビエンナーレに参加。2010 年および 2015 年、ベストサウンドデザインを評した「Straits Times Life! Theatre」賞を受賞。
アピチャッポン・ウィーラセタクン| Apichatpong Weerasethakul 1970 年、タイ生まれ。
映画監督およびアーティストとして世界的に知られる。作品は、記憶、アイデンティティ、欲望、歴史をテーマにした非直線的なストーリーテリングを特徴とする。映画『ブンミおじさんの森』(2010)でタイ人初となるカンヌ映画祭パルムドール最高賞、『Memoria メモリア』(2021)で同審査員賞を受賞。アーティストとしては、ドクメンタ 13(2012)などで注目を集めるほか、映像インスタレーションやパフォーマンス、近年は AR/VR技術を駆使した体験型の映像作品にも挑戦している。
ヤン・ヘギュ|Haegue Yang 1971 年、韓国生まれ。
シュテーデル美術大学(フランクフルト、ドイツ)教授。ヤンの作品は紙を使ったコラージュからパフォーマンス彫刻、大規模なインスタレーションまで、幅広いメディアにわたる。制作に時間のかかる織物による彫刻に加えて、日用品も多用。ヤンがベネシャン風ブラインドで作り上げた多感覚を刺激する環境は、知覚という他者と共有できない場で私たちをつなぐ時間、 場所、形、経験のもつ制御不能で儚く過ぎ去るという含意を示唆する。
パナパン・ヨドマニー|Pannaphan Yodmanee 1988 年、タイ生まれ。
仏教の教えと人間との関係に焦点を当て、恐怖、喪失、苦悩、荒廃、死と再生のカルマのサイクルといった 普遍的なテーマを描く。天然の鉱物のほか廃寺で拾い集めた仏塔、工業廃品などを素材にタイの伝統的な 仏教美術やデザインを用いて人間の普遍的なテーマを現代に提示する
■「ベネッセ賞」について「ベネッセ賞」は1995年、「福武書店」から「ベネッセコーポレーション」への社名変更を契機に、傑出したアーティストのアート活動を評価し、ベネッセグループの企業理念である「Benesse=よく生きる」を体現するアーティストを支援する目的で、ヴェネツィア・ビエンナーレにおいてスタートしました。「第11 回ベネッセ賞(2016年)」からはその拠点をアジアに移し、シンガポール美術館と共催でシンガポール・ビエンナーレの公式賞として再始動しました。 |
■過去のベネッセ賞受賞者第1回(1995年) 蔡國強(中国) |
■ベネッセアートサイト直島についてベネッセアートサイト直島は、直島、豊島、犬島の三つの島を舞台に、株式会社ベネッセホールディングスと公益財団法人 福武財団が展開しているアート活動の総称です。文化的、歴史的に豊かで美しい瀬戸内海の自然の中に現代アートや建築を置くことによって、どこにもない特別な場所を生み出していくことを目指しています。アート作品や自然、瀬戸内の風景や地域の人々との触れ合いを通して、訪れてくださる方々がベネッセホールディングスの企業理念である「ベネッセ=よく生きる」とは何かについて考えるきっかけとなることを願い、地域とともに成長し社会に貢献するための活動を継続しています。 |
■シンガポール・ビエンナーレについてシンガポール・ビエンナーレは2006年、現代アートの国際的なプラットフォームを築き、新たな共創の機会を提供するために設立されました。シンガポール・ビエンナーレでは会期中に作品を展示する他、アーティスト、キュレーターによるトークやツアー、学校訪問、ワークショップといった参加型の教育プログラムなど、一般の方々が現代アートに触れる機会をつくります。こうした活動を通して、シンガポールの芸術や文化を盛り上げ、生活、仕事、遊びなど、充実して活気ある国際都市としての存在感を高めます。 |
■シンガポール美術館についてシンガポール美術館(SAM)は1996年に開館しました。歴史的に有名なポートエリアであるタンジョン・パガーにて、アーティストやアート愛好家の方々に、東南アジアの視点から現代アートを発信しています。SAMの所蔵コレクションは、東南アジアの現代アートにおいて最も重要なものの一つです。展覧会やプログラムを通じて、アートとアーティストを、広く一般の方々や次世代につなげていくことを目指しています。また、そのプロセスにおいては、人間らしく持続可能な未来に向けて責任を持って取り組んでいます。 |
- ■「ベネッセ賞」について
第13回(2022年)ベネッセ賞授賞式の様子
ヤン・ヘギュ(左)
ベネッセホールディングス 広報・IR本部長 増本 勝彦(右)
- 「ベネッセ賞」は1995年、「福武書店」から「ベネッセコーポレーション」への社名変更を契機に、傑出したアーティストのアート活動を評価し、ベネッセグループの企業理念である「Benesse=よく生きる」を体現するアーティストを支援する目的で、ヴェネツィア・ビエンナーレにおいてスタートしました。「第11 回ベネッセ賞(2016年)」からはその拠点をアジアに移し、シンガポール美術館と共催でシンガポール・ビエンナーレの公式賞として再始動しました。
- ■過去のベネッセ賞受賞者
- 第1回(1995年) 蔡國強(中国)
第2回(1997年) アレキサンドロス・プシフゥーリス(ギリシャ)
第3回(1999年) オラファー・エリアソン(デンマーク)
第4回(2001年) ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー(カナダ)
第5回(2003年) リクリット・ティラヴァーニャ(タイ)
第6回(2005年) タシタ・ディーン(イギリス)
第7回(2007年) アデル・アブデスメッド(アルジェリア/フランス)
第8回(2009年) ハンス=ペーター・フェルドマン(ドイツ)
第9回(2011年) アドリアン・ヴィジャール・ロハス(アルゼンチン)
第10回(2013年) アンリ・サラ(アルバニア/フランス)
第11回(2016年) パナパン・ヨドマニー(タイ)
/ 福武總一郎特別賞 ズル・マハムード(シンガポール)
第12回(2019年)アマンダ・ヘン(シンガポール)
第13回(2022年) ヤン・ヘギュ(韓国/ドイツ)
*第1-10回はヴェネチア・ビエンナーレ(第46回~第55回)で実施(第2回のみ共催)
*第11ー13回はシンガポール・ビエンナーレ(第5回~第7回)で実施(シンガポール美術館と共催)
- ■シンガポール・ビエンナーレについて
- シンガポール・ビエンナーレは2006年、現代アートの国際的なプラットフォームを築き、新たな共創の機会を提供するために設立されました。シンガポール・ビエンナーレでは会期中に作品を展示する他、アーティスト、キュレーターによるトークやツアー、学校訪問、ワークショップといった参加型の教育プログラムなど、一般の方々が現代アートに触れる機会をつくります。こうした活動を通して、シンガポールの芸術や文化を盛り上げ、生活、仕事、遊びなど、充実して活気ある国際都市としての存在感を高めます。
- ■シンガポール美術館について
- シンガポール美術館(SAM)は1996年に開館しました。歴史的に有名なポートエリアであるタンジョン・パガーにて、アーティストやアート愛好家の方々に、東南アジアの視点から現代アートを発信しています。SAMの所蔵コレクションは、東南アジアの現代アートにおいて最も重要なものの一つです。展覧会やプログラムを通じて、アートとアーティストを、広く一般の方々や次世代につなげていくことを目指しています。また、そのプロセスにおいては、人間らしく持続可能な未来に向けて責任を持って取り組んでいます。
2011年、シンガポール・ビエンナーレの開催場所として運営に携わり、2013年以降は主催者となりました。
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