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小学生対象の「カイコのまゆ 草木ぞめワークショップ」を豊島八百万ラボで行いました

豊島八百万ラボでは、瀬戸内国際芸術祭2019の夏会期の間、毎週土曜日に小学生を対象とした夏休み限定のプログラム「カイコのまゆ 草木ぞめワークショップ」を開催しました。

ワークショップは、豊島八百万ラボで公開されているスプツニ子!の映像作品「運命の赤い糸をつむぐ蚕‐たまきの恋」にちなんで、豊島八百万ラボ周辺に生育する植物の葉や種を使いカイコのまゆの草木染めを行うというもの。参加した児童たちは身近な植物からカイコのまゆがどんな色に染まるのか予想を立て、観察を行いました。今回の記事では、8月24日(土)に行われたワークショップの様子をお伝えいたします。

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この日は豊島島外から訪れた親子3組、計9名がワークショップに参加されました。初めに、参加者は豊島八百万ラボの敷地内にある植物の中から色を取り出してみたいものを選んで採集します。コナラやヤツデ、赤じその葉など、敷地内の気になる植物をたくさん見つけて集めてきた児童たち。真っ白なカイコのまゆは、果たしてどんな色に染まるのでしょうか。児童たちは植物をしっかり観察し、染まる色を予想してワークシートに記入します。

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いよいよ実験のはじまりです。集めた植物を小さくちぎり、袋に詰めます。そしてお湯の入ったガラス瓶に浸し、10分間湯煎します。すると、透明だった水に少しずつ色が付き始めました。みょうばんで媒染したカイコのまゆをガラス瓶の中に加え、さらに煮つめていきます。まゆが予想どおりの色に染まっているか、児童たちは期待した表情で見守っていました。

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10分後、ガラス瓶に入れたまゆを取り出します。紫色をした赤じその染液に浸したまゆが緑色に染まっていることが分かると、児童たちだけでなく保護者たちからも「え~!」と驚きの歓声が上がりました。不思議なものを目の当たりにすると、大人も子どもも好奇心で目がキラキラと輝きます。

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染液から取り出してみるとまゆはまた違った色合いを見せます。まゆを手に取り、色の違いをよく見てみたり、香りを調べてみたり、児童たちはまゆの変化を熱心に観察していました。予想との違いや観察して気づいたことは、ひとつひとつワークシートに書き出していきます。

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実験の合間には、豊島八百万ラボで飼育しているカイコの生態についてもスタッフから説明がありました。カイコの幼虫がまゆの中でサナギへと成長するというお話に児童たちは興味津々。映像作品「運命の赤い糸をつむぐ蚕‐たまきの恋」にも出てくる遺伝子組換えカイコの説明は小学生には難しかったかもしれませんが、保護者たちはスプツニ子!の作品が単なるフィクションではなく最先端の生物工学に基づいていることを知り、一様に驚いた表情をしていました。

カイコのまゆの草木ぞめワークショップを通して、児童たちだけでなく保護者たちにとっても、豊島八百万ラボや映像作品「運命の赤い糸をつむぐ蚕‐たまきの恋」を少し身近に感じてもらえるきっかけになったようです。児童たちは、自分で選んだ植物で草木染めしたカイコのまゆを大事そうに手に持って豊島八百万ラボを後にしました。今回のワークショップが、参加者にとって夏の楽しい思い出のひとつになったことでしょう。

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