広報誌「NAOSHIMA NOTE」2017年5月号を発行しました。

広報誌「NAOSHIMA NOTE」2017年5月号では、瀬戸内国際芸術祭2016の3つの会期に合わせ、直島の宮浦ギャラリー六区で展開したプログラム「アーティスト in 六区 2016」を特集します。

nn_201705cover_1440.jpg

宮浦ギャラリー六区は、直島・宮之浦地区にあるギャラリーです。島の娯楽場として親しまれていたパチンコ店「PACHINKO PARLOR Three Nine」の建物をリノベーションし、2013年夏にオープンしました。

昨年の瀬戸内国際芸術祭2016会期にあわせて展開した「アーティスト in 六区 2016」は、春・夏・秋と、芸術祭会期ごとに異なる3人の若手アーティストを招聘した連続企画です。各々の視点で直島に向き合いながら滞在中にリサーチを重ね、直島の人々を巻き込みながら、会期中の様々なイベントやプログラムを通して来場者も交えて関わり合うことで、"人々が交流する中から新しい価値が生まれる場"を目指したこの企画。ベネッセアートサイト直島では、「よく生きる」という普遍的なテーマを内包する恒久作品を通して、変化する「現代」や「自己」を考え続ける体験を提示してきた一方で、どこか固定化されたイメージも否めない中、より直接的に「現代」という時代に向き合おうと、この宮浦ギャラリー六区という実験的な場所において本企画は立ち上がりました。今号では、その詳細をお伝えします。

連載「島の人」でお話を伺ったのは、犬島の池田栄さんです。池田さんは、2008年の犬島精錬所美術館開館から、犬島チケットセンターカフェの厨房を担当されています。犬島に生まれ、岡山や小豆島などに移り住みながらも犬島に通い続け、昨年からは「犬島新聞」の編集メンバー、犬島振興協議会のメンバーとしても活躍されています。

誌面は、電子版にて公開中です。

同じカテゴリの記事

隣接する公園と宮浦ギャラリー六区との関係<br>――開かれた交流の場を目指して

2023.08.10

隣接する公園と宮浦ギャラリー六区との関係
――開かれた交流の場を目指して

1980年代から活動するベネッセアートサイト直島の記録をブログで紹介する「アーカ...

続きを読む
『対比』という言葉に導かれて――須田悦弘「碁会所」

2023.03.22

『対比』という言葉に導かれて――須田悦弘「碁会所」

1980年代から活動するベネッセアートサイト直島の記録をブログで紹介する「アーカ...

続きを読む
寄稿「『時の回廊』で時間の回遊を愉しむ直島」山本憲資

2023.02.10

寄稿「『時の回廊』で時間の回遊を愉しむ直島」山本憲資

「硝子の茶室『聞鳥庵』」が直島に降り立ち、しばしの時が過ぎた。ベネッセハウスでの...

続きを読む
景観の一部として自然の中にあり続ける作品――杉本博司「タイム・エクスポーズド」

2022.12.23

景観の一部として自然の中にあり続ける作品――杉本博司「タイム・エクスポーズド」

1980年代から活動するベネッセアートサイト直島の記録をブログで紹介する「アーカ...

続きを読む
物理的な計測を超えたジェームズ・タレルの感覚的な尺度――「バックサイド・オブ・ザ・ムーン」

2022.06.06

物理的な計測を超えたジェームズ・タレルの感覚的な尺度――「バックサイド・オブ・ザ・ムーン」

1980年代から活動するベネッセアートサイト直島の記録をブログで紹介する「アーカ...

続きを読む
杉本博司はなぜ「護王神社」に石室をつくったのか?

2022.02.09

杉本博司はなぜ「護王神社」に石室をつくったのか?

1980年代から活動するベネッセアートサイト直島の記録をブログで紹介する「アーカ...

続きを読む

カテゴリ検索