ベネッセアートサイト直島 Benesse Art Site Naoshima

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福武ハウス

小豆島の福田という一つの集落を通してアジア諸地域がつながるプロジェクトとして2013年に始動した福武ハウスは、旧小豆島町福田小学校を再生した「福武ハウス」の他、アジア各地域の料理を福田の地域住民がふるまう「福田アジア食堂」、福田地区とアジアのパートナーが様々な活動を通してお互いの理解を深めるプロジェクトなどを展開してきました。

さらに2019年は、校舎の2階をギャラリー空間に改装した「アジア・ギャラリー」を新たにオープンし、ベネッセアートサイト直島が所蔵するアジアコレクションを中心とする展覧会を開催します。建築家の西沢立衛がアジアギャラリーの改装を進め、近年、新たにシンガポール・ビエンナーレを舞台に展開されるようになったベネッセ賞や調査旅行等を通して集められたアジア現代美術作品のほか、この場所・空間に合わせて構想・制作された新作などを展示します。

お問い合わせ

〒761-4402
香川県小豆郡小豆島町福田甲718-1
Tel : 0879-62-9301
(受付時間:開館日の11:00~16:00)

福武ハウス

アジア・ギャラリー

眼にみえる魂―
ベネッセアートサイト直島のアジアコレクションを中心に

このたび、福武ハウスでは、2階空間を建築家の西沢立衛が新たに改装し、ベネッセアートサイト直島が所蔵するアジアの現代アートコレクションを中心とする展覧会を開催することとなりました。

ベネッセアートサイト直島では、中国出身の蔡國強が1995年に第1回ベネッセ賞を受賞しベネッセハウスに「文化大混浴—直島のためのプロジェクト」(1998)を完成するなど、初期よりアジア地域のアートに注目してきました。特に、2016年にはそれまで20年間継続してきた同賞の舞台をヴェネツィア・ビエンナーレからシンガポール・ビエンナーレに移行。古来より海で繋がり、日本と同様に急激な近代化・都市化が進み、地方過疎化等の課題等に直面するアジア地域のアーティストらとの交流や作品収集を通して、より幅広い視点から様々な課題を共有し共に考えることに取り組んでいます。今回の展示は、そうした新たなベネッセ賞や近年のアジア各地への調査旅行等を通して集められた作品、この場所・空間に合わせて構想・制作された新作等で構成されています。

展覧会タイトルの「眼にみえる魂」とは、出品作家の一人であるインドネシアのヘリ・ドノの創作に大きな影響を与えたS.スジョヨノの言葉で、芸術とは生活の美しい面だけを描写するのではなく、私たちの日常生活に対するアーティストの思いを反映したものでなければならないことを示唆しています。その精神はベネッセアートサイト直島の考え方とも共鳴し、ここに集められた作品の数々は、アーティストたちの思い(魂)の結晶として、私たちの生きる現代社会や環境、人間の生に対して鋭い視線を投げ掛け、観る者に「よく生きる」について様々な思索を促すかのようです。

キュレーション:三木あき子
主催:公益財団法人 福武財団
協力:株式会社ベネッセホールディングス、小豆島町、福田地区自治連合会、Fukutake Fine Arts

インフォメーションアジア・ギャラリー

春会期

夏会期

秋会期

開館期間
2019年4月26日~5月26日(春会期)
2019年7月19日~8月25日(夏会期)
2019年9月28日~11月4日(秋会期)
開館時間
11:00~17:00(最終入館16:30)
休館日
開館カレンダーをご参照ください。
電話番号
0879-62-9301

ズルキフリ・マハムードSONICreflection

2016年
380 × 673 × 134 cm
中華鍋の蓋、高音専用スピーカー、ペンシルマイク、コンピューター、アンプ、サウンドカード、アルミ
公益財団法人 福武財団 所蔵

ズルキフリ・マハムード
1975年 シンガポール サウンドメディア・アーティスト。ドローイング、プリント、彫刻やレディメイドなど多様で形式を超えた表現方法をとる。これまでシンガポール、マレーシア、タイ、香港、中国、日本、ドイツ、イタリア、ロシア、ノルウェーで作品を展示。岐阜おおがきビエンナーレ(2006)、ヴェネツィア・ビエンナーレ(2007)シンガポール代表。2010年、Straits Times紙によるLife!Theatre 賞をベスト・サウンドデザインで受賞。 「Singapore: Inside Out」(北京、ロンドン、ニューヨーク、シンガポール、2015)、「サンシャワー」新国立美術館・森美術館(2017)、現在はシンガポール在住。

リー・キットSketching the weight of idleness

2019年
サイズ可変
合板にアクリルとインク、ビデオ、既製品
協力:シュウゴアーツ

リー・キット
1978年 香港
台北を拠点にアジア、アメリカ、ヨーロッパの各地で滞在制作を行い、美術館、ギャラリー、アートスペースでの発表が続く。主な展覧会:「The Enormous Space」OCAT Shenzhen(深圳、2018)、「Not untitled」シュウゴアーツ(2017)、「A small sound in your head」S.M.A.K(ゲント、2016)、「Hold your breath, dance slowly」ウォーカーアートセンター(ミネアポリス、2016)、「The voice behind me」資生堂ギャラリー(2015)。ヴェネツィア・ビエンナーレ香港代表(2013)

ヘリ・ドノThe Odyssey of Heridonology

2014年
200×300 cm(10pcs)
アクリル、キャンバス
公益財団法人 福武財団 所蔵

ヘリ・ドノ
1960年 ジャカルタ/インドネシア
インドネシアの現代美術界で最も重要かつ国際的に活躍する作家の一人であるヘリ・ドノの作品では、伝統的な影絵芝居ワヤン・クリ等の伝統的表現と現代の手法の融合、空想上の怪物や獣等のキャラクターの多用によるブラックユーモアと不条理性に満ちた物語性と政治風刺が特徴的である。2015年のヴェネツィア・ビエンナーレや日本におけるミヅマアートギャラリーでの個展のほか、今日に至るまでヘリ・ドノは世界中で数多くの展覧会に参加しており、Prince Claus Fund Award 1998、UNESCO Prize 2000やインドネシア政府によるAnugerah Adhikarya Rupa 2014(インドネシアン・アート・アワード)なども数多く受賞。

ヘリ・ドノAngels Fallen from the Sky

2004年
90×90×40 cm(10 pcs)
グラスファイバー、パピエマシェ、電子機械装置
作家・ミヅマアートギャラリー 所蔵

ヘリ・ドノ
1960年 ジャカルタ/インドネシア
インドネシアの現代美術界で最も重要かつ国際的に活躍する作家の一人であるヘリ・ドノの作品では、伝統的な影絵芝居ワヤン・クリ等の伝統的表現と現代の手法の融合、空想上の怪物や獣等のキャラクターの多用によるブラックユーモアと不条理性に満ちた物語性と政治風刺が特徴的である。2015年のヴェネツィア・ビエンナーレや日本におけるミヅマアートギャラリーでの個展のほか、今日に至るまでヘリ・ドノは世界中で数多くの展覧会に参加しており、Prince Claus Fund Award 1998、UNESCO Prize 2000やインドネシア政府によるAnugerah Adhikarya Rupa 2014(インドネシアン・アート・アワード)なども数多く受賞。

パナパン・ヨドマニーAftermath

2016年
300×1600cm
ミクスドメディア:作家手製の偶像、コンクリート、絵具
株式会社ベネッセホールディングス 所蔵

パナパン・ヨドマニー
1988年
ナコーンシータンマラート/タイ
仏教の教えと人々の生活の関連性についての作品を制作。自然に存在する素材と現代のファウンド・オブジェ、タイの伝統的デザインやモチーフを用い喪失、苦しみ、破壊、生と死の輪廻のサイクルなどの普遍的なテーマをとり込んでいる。これまでタイ伝統絵画賞(2013年)、タイ若手アーティスト賞(2006-2007年)等を受賞。2015年にはサーチ・ギャラリー(ロンドン)およびバンコク・アート・カルチャー・センターにて行われた「Thailand Eye」 、2018年にはバンコク・アート・ビエンナーレ、第9回アジア・パシフィック・トリエンナーレに出展。現在はバンコク在住。

毛利悠子鬼火:小豆島

2013-2018年
可変
網戸、音叉、電線、ライト
作家蔵

毛利悠子
1980年 神奈川県/日本
美術家。磁力や重力、光など、目に見えず触れられない力をセンシングするインスタレーションを制作。2015年、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティとして渡米。
「リヨン・ビエンナーレ 2017」(フランス)、「コーチ=ムジリス・ビエンナーレ 2016」(インド)、「ヨコハマトリエンナーレ 2014」(神奈川)ほか国内外の展覧会に多数参加。2015年に日産アートアワードグランプリ、2016年に神奈川文化賞未来賞、2017年に第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

アイ・ウェイウェイDumbass

2013年
5分13秒
ビデオ
公益財団法人 福武財団 所蔵

アイ・ウェイウェイ
1957年 北京/中華人民共和国
アイ・ウェイウェイ(艾 未未)は、今日の政治に対して美術的かつ強烈な主張を展開することで知られる。社会とその基盤となる価値基準を鑑賞者が検証する、その新たな手段の表現として、建築物からインスタレーション、はたまたソーシャルメディアからドキュメンタリーといった幅広い媒体を用いる。アムネスティ・インターナショナルより「良心の大使賞」を2015年に受賞。ニューヨークを拠点とする人権財団より、ヴァーツラフ・ハヴェル創造的反体制賞を2012年に受賞。初の長編ドキュメンタリー映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』は、第74回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門にてプレミア上映を迎えた。

インディゲリラSahabat Alam / Friend of Nature

2019年
600×900 cm
ビニール
公益財団法人 福武財団 所蔵

インディゲリラ
ミコ・バウォノ 1975年 クドゥス/インドネシア
サンティ・アリエスティオワンティ 1977年 セマラン/インドネシア
インドネシア・ジョグジャカルタ出身のミコとサンティ、夫婦によるアーティストデュオ。デザイナーとしての背景を持ちながら、「新しい可能性を見つけるための、絶え間ないゲリラ戦」という哲学をもとに、2007年からフルタイム・アーティストとして活動を開始した。彼らの作り出す作品は、鮮麗された視覚効果とインターメディアの試みを通し、大衆的に広く周知され、多くの人々に影響を与えてきた。インドネシアの伝統的な世界観と現代文化を融合させる独自の表現は、世界中の数多くの場所で展示されている。

アジア・アート・プラットフォーム

小豆島のひとつの集落を通して、アジア諸地域がつながるプロジェクト。2013年の瀬戸内国際芸術祭からスタートし、アートを通してアジアの文化と多様な人々が交錯するプラットフォームを目指します。アジア各所で地域と深く関わり活動するアーティストや団体との交流を通じた、実践とプレゼンテーションの場としながら、オープンなプラットフォームとして相互の活動の幅を広げていきます。

パートナー団体(2019年度)
・香港:香港アーツセンター
・インドネシア:チェメティ・アート・ハウス
・台湾:台湾歴史資源経理学会
・タイ:ジム・トンプソン・アートセンター
・カンボジア:ササ・アート・プロジェクト

記憶の風景―Kyoku福田「家プロジェクト」きょく

夏会期

秋会期

陳宣誠 / 徐佳伶 「記憶の風景 -Kyoku」 2015年
共同制作:台湾歴史資源経理学会

福田「家プロジェクト」とは、旧校舎の活動拠点から集落へと一歩足を広げ、地域への理解を深めていく試みです。

現在作品となっている旧福田郵便局は、人々の記憶の風景が詰まった建物です。かつて、福田地区が外から情報を取り入れた場所であり、小豆島と外の世界とをつなぐ窓口でもありました。近年はひっそりとしていたこの旧郵便局と福田地区において、記憶を再現しながら人と地域の間の気持ちをつないでいきたいという思いから構想されました。

地域の人々の思いを凝縮し、「橋」を介してあらゆる障壁を乗り越えて、互いの文化をつなぎ、故郷や家族を想う心を伝え、守っていきたい――。この旧郵便局舎内で、見学者がそれぞれの思いを文字にして手紙を書きポストに入れ、そしてこの古い郵便局がさまざまな記憶を受容して、記憶の集散地として再生します。福田地区の記憶の歯車を再び動かし、過去、現在、未来をつなぐ新しい物語がここから始まっています。

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アジア各国のパフォーマンスを堪能するデジャヴ―生きている遺産

夏会期

開催日程
7月21日(日)17:00~19:00(16:30開場)
鑑賞料金
前売2,000円、当日2,500円(瀬戸内国際芸術祭2019鑑賞パスポートの提示で2,300円)、小中高生は無料

アジアのパートナーが福武ハウスを会場に、それぞれ固有の文化背景を投影した演目をまとめて上演。「過去についての何か、私たちが祖先から受け継ぐもの」としての「遺産」と個々の「心の回想」であるデジャヴをテーマにパフォーマンスが行われる。

福田アジア食堂

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アジア諸地域と地元住民、そして来訪者を食でつなぐ場として2013年にオープン。福武ハウスのパートナー組織を通じて招へいした食の専門家を講師として、食堂にかかわる地元の人々が参加したワークショップを開催し、それぞれの地域を代表する家庭料理やその調理法、食材を紹介し合いしながらメニューを作りこんでいます。ワークショップで考案したメニュー以外にも、スタッフの創意工夫から新しいメニューが生まれるなど日々進化を続けています。

葺田パヴィリオン

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福田体育館と隣接する葺田八幡神社境内にあるパヴィリオン。二枚の鋼板の間に生まれた空間が客席でもあり、境内へと繋がる子どもの遊び場にもなっています。
設計は、校舎同様、西沢立衛が手掛けています。カーブした二枚の鋼板が重なり合い、端部が互いに溶接されることで、互いに互いを拘束し合うように床の鋼板は屋根鋼板の存在によって開いてゆくのが抑えられ、屋根鋼板の方は床鋼板によって支えられつつ真ん中でたわむ構造になっています。
所有:小豆島町

ご来館のお客様へ

ご来館のお客様へ

お身体の不自由なお客様へ

(1)バリアフリーについて
 施設の特性上、バリアフリー対応になっていない場所がございます。あらかじめご了承ください。
 お越しいただく際は可能な限りの入館サポートをいたしますので、施設へ直接ご相談ください。

(2)車椅子等の貸出について
・車いす:貸し出しはございません。
・筆談具:あります。
・多目的トイレ:ございません。
・介助犬・盲導犬・聴導犬を同伴してご入館いただくことができます。

鑑賞料金について

・団体鑑賞割引および障害者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳)をお持ちの方への減免はございません。
・クレジットカードはご利用になれません。

福武ハウスからのお願い

ご入館時のお願い
  • ・ペットの同伴入館はお断りしています。
  • ・水着着用での敷地内へのご入場はお断りしています。
ご鑑賞時のお願い
  • ・作品にはお手を触れないようにお願いいたします。
  • ・敷地内では、ビデオ、模写はご遠慮ください。また、写真撮影は可能ですが、個人で楽しむ範囲にとどめ、印刷物への使用はご遠慮ください。
  • ・敷地内での万年筆、インク、墨汁等のご使用はご遠慮ください。
  • ・所定の場所以外のご飲食・喫煙はご遠慮ください。
  • ・酒気を帯びた方など、他のお客様のご迷惑となるおそれがある場合には、入館をお断りする場合がございます。
  • ・施設周辺は住宅地です。島内を散策される際はマナーを守り、住民の方々へのご配慮をお願いします。
無人飛行機(ドローン)の使用につきまして

お客様の安全確保およびアート作品、建築作品の保護の観点から、ベネッセアートサイト直島の敷地内における事前許可のない無人飛行機(ドローン)の使用は固く禁止させていただきます。

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