宮浦ギャラリー六区が、瀬戸内国際芸術祭2016のプロジェクトに向けて再始動します。

宮浦ギャラリー六区では、2013年のオープン以来、3つの企画展を開催してきました。今年度より、人々が交流する中から新しい価値観が生み出される「たまり場」となることを目指し、単なる作品の展示に留まらない、トークやワークショップなど、様々な実験的な試みを行っていく予定です。

2015年は、瀬戸内国際芸術祭2016でのプロジェクトの実現を見据え、7月~9月にかけて、3人の若手アーティストを招聘します。アーティストの方々には、宮浦ギャラリー六区のある宮浦地区を拠点としながら、約10日間、直島に滞在いただき、トークや交流会なども交えながら、リサーチを行っていただきます。この滞在で得られた成果やアイデアが、2016年の瀬戸内国際芸術祭期間中に、宮浦ギャラリー六区で実施されるプロジェクトに繋がっていく予定です。

アーティスト滞在の第一弾として、7月22日から7月31日 にかけて、丹羽良徳氏が直島に滞在します。丹羽良徳氏は、「共産主義」や「貨幣価値」「物や土地の所有権」を 巡る人々や組織に対して、ある行為を試み、その交渉の過程を映像に収めるなど、公共空間の中で様々な行為を試みることによって、社会や歴史に介入する作品を制作しています。 
丹羽氏の直島での滞在の成果は、7月29日から31日にかけて宮浦ギャラリー六区で発表された後、2016年の夏に行われるプロジェクトに結実していく予定です。

作家の滞在期間中は、同ギャラリーにおいて、アーティストトークを開催する予定です。

[アーティスト略歴]
丹羽良徳(Yoshinori NIWA)キャプチャ.PNG1982年愛知県生まれ。近年の展覧会に「Double Vision: Contemporary Art From Japan」(モスクワ市近代美術館、ハイファ美術館)、「あいちトリエンナーレ2013」(愛知芸術文化センター他、名古屋市近郊)、「六本木クロッシング2013 OUT OF DOUBT」(森美術館)他。英アートマガジン『ArtReview』"Future Greats 2014"ノミネート。2015年10月からEdel Assanti(ロンドン)で個展「歴史上歴史的に歴史的な共産主義の歴史」を開催予定。
丹羽良徳.png

アーティスト in 六区

アーティスト・丹羽良徳 滞在日程(予定)
2015年7月22日(水)~2015年7月31日(金)(10日間)

ギャラリーオープン&イベント情報
下記の期間、宮浦ギャラリー六区を開放し、丹羽が今回の滞在中に行ったリサーチの内容や、リサーチから生まれたアイデアなどをご覧いただけます。2016年の展示に向けた構想が生まれる瞬間に立ち会えるかもしれません。
  日時:2015年7月29日(水)~2015年7月31日(金)
  場所:宮浦ギャラリー六区
  時間:13:00~20:00
  鑑賞料:無料

アーティストトーク+交流会
丹羽良徳による自身の作品や直島での体験についてのトークや交流会を開催します。アーティストや地元の方々との交流をお楽しみいただけます。
  日時:2015年7月31日(金)18:00~20:00
  場所:宮浦ギャラリー六区
  参加費:無料
  定員:20名
  申込方法:不要

[そのほかのアーティストの滞在日程](予定)
2015年8月24日(月)~9月2日(水) 飯山由貴
2015年9月中旬 片山真理
※8月以降の開館情報については、予定が確定し次第お知らせいたします。

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宮浦ギャラリー六区 施設情報
所在地: 宮浦ギャラリー六区(香川県香川郡直島町2310-77)
お問い合わせ:087-892-3754(福武財団)
URL:http://benesse-artsite.jp/

【交通アクセス】
海の駅「なおしま」より徒歩5分、直島銭湯「I♥︎︎湯」より徒歩3分。
※駐車場はございません。お車での来場はご遠慮ください。