杉本博司作品鑑賞ツアー

ベネッセアートサイト直島では、「タイム・エクスポーズド」や「護王神社」をはじめ、「杉本博司ギャラリー 時の回廊」など、1990年代から現在に至るまでの杉本博司の作品を数多く展開しています。このツアーでは杉本博司の作品に絞って、鑑賞のポイントや作品制作エピソードなどをベネッセアートサイト直島のスタッフがご案内いたします。杉本博司ファンの方、興味があるという方、是非この機会にご参加ください。

おすすめポイント

ベネッセアートサイト直島の黎明期より様々な形でアート計画に参加してきた杉本博司。1990年代の作品から、2022年にオープンしたギャラリーまで、多様な作品群をめぐります。

ここが見どころ

（写真：山本糾）

ベネッセハウス ミュージアム

美術館とホテルが一体となった施設。収蔵作品の展示に加え、その場所のために制作されたサイトスペシフィック・ワークが恒久設置されています。杉本博司の写真作品を屋内外に展示しています。

（写真：森山雅智）

杉本博司ギャラリー 時の回廊

ベネッセハウス パークにおける杉本博司氏の作品空間をさらに拡大・整備した、杉本の多様な作品群を継続的かつ本格的に鑑賞できる世界的にも他に例をみないギャラリーです。 既存の展示作品に「ジオラマ」や「Opticks」といった主要な写真シリーズや、ヴェニス、ヴェルサイユ、京都で展示され人々を魅了してきた「硝子の茶室《聞鳥庵》」が新たに加わりました。また、ラウンジおよびボードルームは杉本が主宰する新素材研究所のデザインによりカフェ機能も備えて、一新されました。

家プロジェクト「護王神社」
杉本博司＂Appropriate Proportion＂
（写真：杉本博司）

家プロジェクト「護王神社」

直島・本村地区で展開する「家プロジェクト」は、集落に点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、アーティストが空間そのものを作品化したアートプロジェクトです。その中の護王神社は、江戸時代から祀られている神社の改築にあわせ杉本博司が設計しました。石室と本殿とはガラスの階段で結ばれていて、地下と地上とが一つの世界を形成しています。本殿と拝殿は、伊勢神宮など初期の神社建築の様式を念頭に、さらに作家自身の美意識に基づくものとなっています。

ミュージアムレストラン 日本料理 一扇

ベネッセハウス ミュージアムの地階にあるレストランにて、本ツアー限定メニューをご用意いたします。店内からは杉本博司「タイム・エクスポーズド」もご鑑賞いただけますので、本ツアーならではの特別なご昼食をお楽しみいただけます。

ツアーレポート