シンポジウム開催のお知らせ
「直島から世界へ―自然・アート・建築・地域振興の可能性を共に考える」

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日本・デンマーク外交関係樹立150周年にあたり、ベネッセアートサイト直島では、デンマークとの相互交流を通じて、「自然・アート・建築と地域振興」について、国際的な視点を踏まえて共に考える公開シンポジウムを開催します。 基調講演として、アーティストの杉本博司氏から、「自然・アート・建築」の関係について、直島での写真作品の屋外展示から建築への取り組み、そして小田原で自然・建築も含めた空間全体を作品化することになるご自身の創作の展開についてお話いただきます。 また、直島町長の濵中満氏からは、「アート・建築と地域行政・地域振興」について、直島行政の系譜とベネッセアートサイト直島との関係を通して、お話しいただきます。さらに、デンマークの文化庁や芸術振興財団などの視察団メンバーからのベネッセアートサイト直島視察フィードバックも含め、ローカルな視点および国際的な視点から意見交換をしていきます。

シンポジウムプログラム

・ベネッセアートサイト直島代表挨拶 福武總一郎
・イントロダクション  三木あき子 
・講演1 「アートが建築・場になるとき ― 海景から護王神社、小田原文化財団へ ―」 杉本博司 氏
・講演2 「直島町政の系譜とベネッセアートサイト直島の活動の連携について」 濵中 満
・デンマーク参加者との意見交換

言語:日英逐次通訳
司会:三木あき子(ベネッセアートサイト直島 インターナショナル・アーティスティック・ディレクター)

日程:
2017年10月11日(水)14:00~16:00 
※13:30開場

場所:
直島 ベネッセハウス・パーク パークホール
※アクセスについては、こちらをご覧ください
※講演会当日に限り、直島・宮浦港から講演会参加者専用の送迎バスがあります(席に限りがあります、ご了承ください)
[往路]13:40宮浦港発→13:50ベネッセハウス・パーク棟着
[復路]16:15ベネッセハウス・パーク棟発→16:25宮浦港着 

参加費:
無料

申込方法:
下記申込みフォームより、お申し込みください。

定員:
100名
※完全予約制です。事前に下記の申込みフォームよりお申し込みください。申込みは、10月10日(火)17時までとさせていただきます。なお、定員に達し次第締め切ります。

登壇者プロフィール

杉本博司(アーティスト)

杉本博司の活動分野は、写真、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆、料理、と多岐に渡る。杉本のアートは歴史と存在の一過性をテーマとしている。そこには経験主義と形而上学の知見を持って、西洋と東洋との狭間に観念の橋渡しをしようとする意図がある。時間の性質、人間の知覚、意識の起源、といったテーマがそこでは探求される。
1948年 東京、御徒町に生まれる。1970年渡米、1974年よりニューヨーク在住、2008年建築設計事務所「新素材研究所」設立。2009年公益財団法人小田原文化財団設立。 受賞:1988年 毎日芸術賞、2001年 ハッセルブラッド国際写真賞、2009年 高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)、2010年 秋の紫綬褒章、2013年 フランス芸術文化勲章オフィシエ賞。 主な著書:「苔のむすまで」「現な像」「アートの起源」(新潮社)、「空間感」(マガジンハウス)、「趣味と芸術」(ハースト婦人画報社)

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濵中 満 (直島町長)

1957年生まれ。立命館大学経済学部卒業。 1980年、直島町役場に就職。企画環境課長、総務課長、建設経済課長、直島町副町長を経て、2014年より現職。

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お問い合わせ:
087-892-2550(公益財団法人 福武財団/平日9:00~18:00)