[ 地中美術館 ]
モネ研究者、三菱一号館美術館・安井裕雄氏によるトーク

水鏡の観照テオリア
『地中美術館カタログ』所収の「地中美術館のモネ室と晩年の『睡蓮』」方法序説

Theôria sur les reflets dans l'eau
Discours de la méthode pour 'Monet at the Chichu Art Museum and His Late "Water Lilies"' dans le catalogue Chichu Art Museum



今年3月に刊行された、地中美術館公式カタログの刊行を記念し、直島にてトークを行います。
今回は、国内における晩年のクロード・モネ研究の第一人者とも言われ、地中美術館公式カタログにもご寄稿いただいた、三菱一号館美術館の安井裕雄氏をお招きします。

トークテーマは、≪水鏡の観照テオリア 『地中美術館カタログ』所収の「地中美術館のモネ室と晩年の『睡蓮』」方法序説 Theôria sur les reflets dans l'eau: Discours de la méthode pour 'Monet at the Chichu Art Museum and His Late "Water Lilies"' dans le catalogue Chichu Art Museum≫。

地中美術館に展示されているクロード・モネの「睡蓮」シリーズは、モネが40歳を過ぎた頃に居を移したフランス・パリ郊外のジヴェルニーで描かれたもので、中でも最晩年の作品5点を自然光の中で展示しています。豊かな水に恵まれたジヴェルニーの地で、池の周囲の草木、池の水面とそこに浮かぶ睡蓮、水鏡に反映する周辺の樹木と空、そして水底をモティーフに、86歳で亡くなるまで自然の息吹を描き続けたモネ。今回のトークでは、これまでにわかっている史実や「睡蓮」評価の転変を読み解きながら、モネが生前より抱いていた展示空間のアイディアをもとに設計された地中美術館「モネ室」での「睡蓮」の鑑賞体験を深めていただけるよう、安井氏よりお話をいただきます。事前申込み優先となりますので、下記申込みフォームよりお申込みください。

当日は会場にて地中美術館公式カタログをはじめ、オリジナル書籍やグッズを販売します。5000円以上お買い上げの方には、地中美術館のオリジナルポストカード(数量限定)を差し上げます。

安井裕雄(やすい・ひろお)
1969年生まれ。三菱一号館美術館 学芸グループ 副グループ長。専門はフランス近世近代美術。モネ晩年の睡蓮に焦点を当てた企画展「モネ展――睡蓮の世界」(2001-02年)を共同監修、「拝啓ルノワール先生――梅原龍三郎に息づく師の教え」(2016-17年)を監修。ほかに「ヴィクトール・ユゴーの世界展」(1996年)、「ゴッホ、ミレーとバルビゾンの画家たち」(2004年)、「シャルダン」(2012年)、「三菱一号館美術館名品選 2013」(2013年)などを担当。

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日時:
2017年6月25日(日)14:00~16:00
※13:30開場

場所:
直島 ベネッセハウス ミュージアム レクチャールーム
※会場は地中美術館ではありませんのでご注意ください。
※ベネッセハウス ミュージアムへのアクセスについては、こちらをご覧ください。なお、入口から会場へはスタッフが誘導いたします。

参加費:
800円(直島島民は500円)
※地中美術館の当日鑑賞チケット半券をお持ちの方は、トーク参加費を100円割引させていただきます。トーク受付時に半券をご提示ください。
※トーク後に地中美術館を鑑賞される方には、地中美術館鑑賞料の100円割引券を差し上げます。地中美術館チケットセンターにてチケット購入の際にご提示ください。割引券は、当日のみ有効とさせていただきます。
※トークの前後に、ベネッセハウス ミュージアム内をご鑑賞いただく場合は、別途鑑賞料(1,030円)が必要です。

申込方法:
下記申込みフォームより、お申し込みください。

定員:
80名
※事前申込み優先です。下記の申込みフォームよりお申し込みください。事前申込みの受付は、6月24日(土)17時までとさせていただきます。なお、定員に達し次第締め切ります。

お問い合わせ:
地中美術館(087-892-3755/10:00~18:00 ※月曜休館)